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共生経済が始まる 人間復興の社会を求めて

内橋克人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022616944
ISBN 10 : 4022616946
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan

Content Description

Foods(食糧)・Energy(エネルギー)・Care(介護・ケア)という基本的生存権を守ることこそが、社会の最大の使命である―市場原理主義に警鐘を鳴らし続けてきた著者が、未曾有の大震災に直面した日本人が進むべき社会の指針と、再生への道筋を示す、経済コラム集大成。

目次 : 第1部 序にかえて(「新しいアメリカ」にどう向き合うのか/ 米「医療改革」に二つの歴史的意味/ 「ホープレス社会」でいいのか/ 「条件反射型社会」の実相/ 日本経団連『希望の国、日本』を問う/ 世界経済危機―脆い「日本の防波堤」/ 「市場原理至上主義」を超えて)/ 第2部 「共生経済」宣言(「市場万能主義」がもたらしたもの/ 菜の花が世界を救う/ 「浪費なき成長」に向けて/ 「日本型自営業」の可能性/ 地域からの挑戦/ 『マネー』が国を滅ぼす/ 「共生経済」への道)/ 第3部 競争至上主義を超えて(労働・格差・ワーキングプア/ 市場原理・構造改革/ 神戸・地方・市民)

【著者紹介】
内橋克人 : 1932年兵庫県神戸市生まれ。新聞記者を経て、経済評論家。90年代から一貫して市場原理主義、新自由主義的改革に対して警鐘を鳴らし続けてきた。2006年に第16回宮沢賢治・イーハトーブ賞、2009年に第60回NHK放送文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かやは

    本来人を救うためのものだったはずの経済が、金が金を産む装置になりはてている。格差によって儲けること、小泉改革がもたらしたのは、本来の市民の利益では無く、一部の大企業のみが利益を増す構造だった。そろそろ本当の発展とは何かを考える時代にきている。一部が栄えるのでは無く、人類全体の繁栄、それこそが共生経済。経済は栄え、国は滅びることなどあってはならない。

  • 1.3manen

    TPP交渉と、消費税増税が、実はリンクしているのでは、という直感が働くような内容となっている。

  • owlman

    根なし草を煎じて飲み干し、贅の幻を見て、土の匂いを忘れる。里は滅びゆく。

  • しま

    一貫して市場原理主義に警鐘をならし続けてきた筆者の経済コラム集。約10年前に発表されたものだが、現在の状況を見事に言い当てている。個人的にはお金とマネーの違いのお話が気に入った。今後も筆者の言葉には注目していきたい。

  • 国内で製造した部品や製品の買い手である最終市場があまりに過剰な海外依存型構造になっている。農山村で水質汚染防止のための菜の花プロジェクトが全国に広まっている。共生経済とは、農業と企業の産業連鎖の取り組み及びそれを消費者が指示することにある。そこに働く人々自身のやりがいと生き甲斐もある。共生経済は食糧、エネルギー、ケアの自給圏の形成を起点に、雇用環境から市民意識まで大きく帰る。日本と日本人はしぜん・こころ・くらしを失いつつある。宇沢先生についても述べられている。

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