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代表的日本人

内村鑑三著

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003311936
ISBN 10 : 4003311930
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1995
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』と並ぶ、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作。内村鑑三(1861‐1930)が、奔流のように押し寄せる西欧文化の中で、どのような日本人として生きるべきかを模索した書。新たな訳による新版。

目次 : 1 西郷隆盛―新日本の創設者(一八六八年の日本の維新/ 誕生、教育、啓示 ほか)/ 2 上杉鷹山―封建領主(封建制/ 人と事業 ほか)/ 3 二宮尊徳―農民聖者(今世紀初頭の日本農業/ 少年時代 ほか)/ 4 中江藤樹―村の先生(昔の日本の教育/ 少年時代と自覚 ほか)/ 5 日蓮上人―仏僧(日本の仏教/ 生誕と出家 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    かの「武士道」「茶の本」と合わせて日本の三大名著の一角である本書。なんでもJFKも本書を読んだらしく、上杉鷹山がヤベェと思ったとか(驚)。なるほど、「利」ではなく「徳」を求めることが5人の共通項、そして倫理と経済を一体のモノとして捉えている点がとても印象に残り、こういう時代だからこそ本書は再認識される必要があるのではないかと思いました。

  • 優希

    内村鑑三が思う代表的日本人を紹介しています。何故この5人が選ばれたのか正直わかりませんでした。ただ、読み終えて思ったのは、自らの信念を貫き、その実現に力を注いだということです。キリスト教徒でありつつ、日本という国を愛していたからこそ、自らが思う日本人を代表的日本人として海外に紹介したのかもしれません。

  • tonnura007

    日本の精神と徳を欧米に紹介する為に英文で執筆された書。紹介される5人は時代も生い立ちも異なるが、人望厚く多くの人が尊敬する彼らは共通して高い道徳心と強い信念を持っていた。 個人的には二宮尊徳の生い立ちと中江藤樹の熊沢蕃山とのエピソードに心惹かれた。学びたいが為に働き続けた尊徳からは努力を続けることの重要性、村人を教育した藤樹からは正直であることの尊さを学べる。一方で日蓮上人だけは排他的な姿勢から、違和感を感じてしまった。 利己心を捨てた人たちが尊敬されるのはわかるが、自分にはとてもじゃないが真似できない。

  • molysk

    キリスト教の信仰心とは異なるが、まったく劣らぬ道徳心をもった日本人がいた。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮。宗教とは何かを学んだのは宣教師からではなく、敬虔にして尊敬すべき何人もの日本人が、私を形作ったのである。内村はこう述懐する。岡倉天心の「茶の本」、新渡戸稲造の「武士道」と同時期に、日本の精神を世界に広く伝えんとして本書は執筆された。日清戦争の機運高まる時期でもあり、これを義戦と信じた内村が日本の正義を訴える目的もあった。後に絶対非戦論に転じた内村は、改版で人物伝以外の主張を削除する。

  • Gotoran

    内村鑑三が、明治時代・日清戦争勃発時に英語で日本の文化・思想(日本人に脈々と流れている精神の強さ、素晴らしさ)を欧米社会に紹介した代表作(『武士道』、『茶の本』と並び称される。)取り上げられたのは、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人。基督教の内村が、自らを育んだ日本の風土を見直して天の声にしたがって、夫々の人物の思想・信条に焦点を当てて簡潔に纏められている、分かりやすい。大赤字の藩を再建した上杉鷹山と荒廃地を復活させた二宮尊徳は徳をもって事に当たるという共通点があることが分かる。

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