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「ヘイト」の時代のアメリカ史(仮)人種・民族・国籍を考える

兼子歩

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779122927
ISBN 10 : 4779122929
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本国内のヘイトへの違和感、憤りから本書は出来上がった!そして、人種差別主義者にして性差別主義者、移民排斥論者の「トランプ大統領」が選出された「ヘイトの時代」にこそ、本書は刊行される意義がある!アメリカを「人種・民族・国籍・ジェンダー」の観点から論じた刺激的なテキストから浮かび上がる「日本を問い直すためのアメリカ史」!

目次 : 第1部 マイノリティの表象を読みなおす(人種的“他者”としての黒人性―アメリカの人種ステレオタイプを例に/ 先住民族の大地―「移民の国」という幻想への抵抗/ 統治の制度としての多様性―アメリカ同性愛者権利運動の歴史から考える/ テクノロジーが創る国民・エスニシティ―文化的アイコンとしての科学・技術と集団アイデンティティ)/ 第2部 マイノリティの「コミュニティ」を再考する(「差別でなく区別」考―ジム・クロウ(人種隔離)は区別で、ERA(男女平等憲法修正)こそが差別なのか?/ 人種主義を生き延びるためのエスニシティ論―コミュニティの二重性をめぐって/ 労働史から見た移民コミュニティ―オマージュを乗り越えて/ 黒人都市ゲトーを見つめるまなざし―シカゴの事例から)/ 第3部 アメリカの「自由」とマイノリティ(「移動の自由」と「パスポート」―自由の国アメリカにおける不自由/ 「自由の国」の憲法と社会―日系人戦時強制収容から考える/ アメリカ難民政策の問題点―受け入れ国への「感謝」が意味するもの)

【著者紹介】
兼子歩 : 明治大学政治経済学部専任講師。アメリカ合衆国社会文化史、ジェンダー・セクシュアリティ研究

貴堂嘉之 : 一橋大学大学院社会学研究科教授。アメリカ合衆国史、人種・エスニシティ・ジェンダー研究、移民研究、歴史教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 塩崎ツトム

    海の向こうの新大陸も、マイノリティへの汚辱と絶望の荒野だった。黒人性の消費・かつてのゲットーが安易な絆の歴史として消費される・国家の都合で線引きされる移民……。

  • ぞだぐぁ

    アメリカの歴史における差別を幾つかの問題をピックアップした評論(?)集。学校の教材として使う事を念頭に置いているのか章の最後に筆者がテーマを深めるために紹介した本や、ディスカッションのポイント等のコーナーが設けられている。高校の教師辺りが道徳とか現代文のテーマに使うのに良いかも。

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