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新版 徒然草 現代語訳付き 角川ソフィア文庫

兼好法師

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044001186
ISBN 10 : 4044001189
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

無常の思想の中にも、実益をもたらす技能を重んじる中世の現実を見据えた視点をもつ『徒然草』。歴史と文学の双方の領域にわたる該博な知識をそなえた著者が、本文、注釈、現代語訳のすべてを刷新する。

[著者紹介]
(1283頃-1352頃)鎌倉後期から南北朝時代の歌人・文人。 1971年東京生まれ。慶應義塾大学卒業、同大学院文学研究科博士課程中退。現在は慶應義塾大学准教授。博士(文学)。著書に『南北朝の宮廷誌―二条良基の仮名日記』(2003年臨川書店)、『二条良基研究』(2005年笠間書院 第28回角川源義賞受賞)、『武士はなぜ歌を詠むか』(角川叢書)、『正徹物語』(角川ソフィア文庫)など。

【著者紹介】
兼好法師 : 鎌倉時代後期から南北朝時代中期にかけての人。和歌四天王の一人に数えられ、家集も残す

小川剛生 : 1971年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒、同大学大学院文学研究科博士課程中退。熊本大学、国文学研究資料館を経て慶應義塾大学文学部准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ykmmr (^_^)

    古代も現代も、『随筆』を描く人はいて、その人の『人生経験』や『人格』、または『世情』とそれに対する『考察』や『先見の目』。『小説』とは違う、そのままの『捉え方』。そしてそれを時に、面白くも、悲しくも、または真っ当にまとめる。『随筆』もまた『文学』。この時代の学問である』有職故実』も取り入れられ、「初心の人、二つの矢をもつことなかれ。」などの、現代に通じる事も描かれている。男性的・この時代の人が書いた、まさに『随筆』。仁和寺法師の話は、国語の授業でやったわ。

  • KAZOO

    これも先日読んだ前田先生の「古典と日本人」に推薦書として取り上げられていたので手に取りました。ただ、島内さんの訳でのちくま文庫版を読んだのでここでは現代語訳だけを読みました。原文で読むよりも兼好法師の心の内がよくわかるような気がします。そのうち再読するときにはかなりな注と補注をじっくりと確認しながら読むことにします。

  • やいっち

    6年前に読了した際、次のように書いた: 「手にしたのは、何度目のことか。今回は、兼好の生きた時代を感じつつ読むことで楽しめた。柔らかな発想もだが、時代の転換期を透徹した目で見ていることを感じた。いつかまた読み返したい。」さすがにもう再読はないだろうと、ゆっくりじっくり読んできた。良かった。

  • NAO

    学生時代以来の再読。『徒然草』の特徴一つに、題材が、宮中に関することから庶民にいたるまで、広範囲に渡って取りあげられているということがあげられる。『枕草子』の題材が宮中生活に限られていたことを思うと、その内容の豊富さには驚かされる。仏教関係者を激しく批判する一方で、身分が低い者であってもその道のプロを紹介し彼らを賞賛する態度は、「道」を尊ぶ儒教的な考えによるものだろうか。また、その時々の流行物、出来事を覚書のようにして記しているものも多く、隠遁してはいても、常にアンテナを外に向けていたようだ。

  • やいっち

    手にしたのは、何度目のことか。今回は、兼好の生きた時代を感じつつ読むことで楽しめた。柔らかな発想もだが、時代の転換期を透徹した目で見ていることを感じた。いつかまた読み返したい。

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