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日本人のための安全保障入門

兼原信克

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296118205
ISBN 10 : 429611820X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和後期に完成された日本は揺らぎ、崩れ始めている。日本が、地球的規模で広がってきた自由主義社会を守り、グローバル・サウスに広げていくリーダーになるために今、問われるべきこととは―。領土問題から台湾有事、グローバル・サウスの動向まで元国家安全保障局次長が語る安全保障入門講義。

目次 : 第1章 日本の安全/ 第2章 価値観の外交の時代/ 第3章 グローバル・サウスと自由主義的国際秩序/ 第4章 安定と安全がもたらす国際社会の平和/ 第5章 対中大戦略の構築/ 第6章 台湾有事にどう備えるか/ 第7章 安保3文書と国家安全保障会議/ 第8章 新しい戦場/ 第9章 日本の領土問題と尖閣諸島/ 第10章 自由主義貿易の未来と地政学/ 第11章 経済安全保障

【著者紹介】
兼原信克 : 同志社大学特別客員教授。笹川平和財団理事。元内閣官房副長官補、国家安全保障局次長。1959年山口県生まれ、80年外務公務員採用上級試験合格、81年東京大学法学部卒業、同年外務省入省、条約局法規課長、総合外交政策局企画課長、北米局日米安全保障条約課長、在アメリカ合衆国日本国大使館公使、総合外交政策局総務課長、外務省欧州局参事官、在大韓民国日本国大使館公使、内閣官房内閣情報調査室次長、外務省国際法局長などを経て、2012年内閣官房副長官補、14年内閣官房副長官補兼国家安全保障局次長、19年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    どの国もその地政学的位置や歴史情勢の変化、経済や軍事力に応じて自主独立を保つための最適な安全保障政策を模索している。特に核を振りかざして自国の優位を確立せんと望む全体主義国を周囲に複数持つ日本は、厳しいリアルを凝視しなくては国の安全を保てない。にもかかわらず現実より理想を優先して国防を無視して憚らない風潮が、戦後80年を迎えようとする今日なお根強い状況に警告を発する。平和は確かに尊いが、なぜ人類は平和を守れると信じて疑わないのか。今こそ人間性悪説に立った軍事・外交を充実しなければならないと痛感させられる。

  • よっち

    歴史的背景、領土問題、台湾有事、経済安全保障、そしてグローバル・サウスの動向まで、元国家安全保障局次長が語る安全保障入門講義。敗戦から55年体制と安保条約で昭和後期に完成された日本。そこから世界情勢の中で日米同盟のあり方も変わって、価値観の外交の時代となりつつある中、複雑な思惑で一枚岩ではないグローバルサウスとの向き合い方、対中戦略をどうすべきか、台湾有事にどう備えるのか、これからの家防衛戦略や新しい戦争にどう向き合うのか、自由主義貿易や経済安全保障に対する考え方など、いろいろ参考になる部分がありました。

  • 都人

    最近テレビの政治討論番組に登場する著者、独特の早口で舌足らずの話し方で、発言が聞き取れない事がままあった。流石に書物ではそのような事も無く、分かり易い口調で書かれている。入門書として面白く多くの人にお勧めする。

  • Stevie G

    素晴らしい分析と説得力です。このように実際に政府の安全保障を責任者として、次々起こってくる事案に対処してきた方のお言葉は、素直にお伺いするしかありません。兼原氏のような教授に学生時代にうっかり学んでしまったら、間違いなく国家公務員を目指してしまっただろうけれども、もしそうなっていたら、傲慢さと上から目線で世間をなめた人間になる一方で、現実と理想との狭間でもがき、遊びたくても遊べない立場に苦しむというような、果たして立派な人生を送れたかははなはだ疑問です。

  • Ra

    前半はどちらかといえば近現代史と政治思想史の入門書という趣があり、後半からは安全保障に係る現代的課題について現実主義的に日本として為すべきことが分かりやすく述べられている。副長官補・NSS次長まで経験された著者であるが、自画自賛に陥ることなく、政府に対する批判的思考は貫徹されているように思われる。

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