Product Details
ISBN 10 : 4006021801
Content Description
物語とは、物=霊の発する言語であった―。物語はいかに発生し、成立したのか。物=霊を憑衣させた漂泊芸能民による浄化・鎮魂儀礼としての語りが、王権的秩序に取り込まれ、文字テクスト化される。画期的な『平家物語』論をはじめ、ひろく日本中世の文学テクストにおける位相的な転位のメカニズムをときあかした諸論考に、新たに平安時代の「物語文学」論を加え、著者の思想の原点を示す書を、決定版としてここに送る。
目次 : 第1章 物語―触穢と浄化の回路/ 第2章 物語りの巫俗/ 第3章 王権的時空と反世界―平家物語論/ 第4章 太平記―情況と言葉/ 第5章 仏と神―教化のイデオロギー/ 第6章 和歌と天皇―“日本”的共同性の回路/ 補章 平安時代の「物語」と物語文学
【著者紹介】
兵藤裕己 : 1950年、名古屋市生まれ。日本文学・芸能論。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。埼玉大学、成城大学を経て、学習院大学文学部教授。著書に『太平記“よみ”の可能性』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞)、『“声”の国民国家』(講談社学術文庫、やまなし文学賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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うえ
読了日:2021/02/07
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読了日:2020/09/26
MrO
読了日:2024/09/01
nanchara_dawn
読了日:2011/06/16
いちはじめ
読了日:2011/05/16
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