Product Details
ISBN 10 : 4061597264
Content Description
太平記よみの語りは、中世・近世を通じて人びとの意識に浸透し、天皇をめぐる二つの物語を形成する。その語りのなかで、楠正成は忠臣と異形の者という異なる相貌を見せ、いつしか既存のモラル、イデオロギーを掘り崩してゆく。物語として共有される歴史が、新たな現実をつむぎだすダイナミズムを究明し、戦記物語研究の画期となった秀作、待望の文庫化。
目次 : 第1章 太平記の生成/ 第2章 もう一つの「太平記」/ 第3章 天皇をめぐる二つの物語/ 第4章 楠合戦の論理/ 第5章 近世の天皇制/ 第6章 楠正成という隠喩/ 第7章 『大日本史』の方法/ 第8章 正統論から国体論へ/ 第9章 歴史という物語
【著者紹介】
兵藤裕己 : 1950年生まれ。京都大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。学習院大学教授。専攻は国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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はっせー
読了日:2019/05/22
たま
読了日:2021/07/29
isao_key
読了日:2015/03/18
千住林太郎
読了日:2018/01/10
ドビン
読了日:2016/11/18
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