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語り遺す戦場のリアル 岩波ブックレット

共同通信社編

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002709543
ISBN 10 : 400270954X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan

Content Description

コレラに罹った兵士を見殺しにした衛生兵、真珠湾攻撃に参加し仲間を次々と特攻で失ったパイロット、風船爆弾の製造に従事した女学生…。戦後70年の大型企画として、若手記者たちが67人におよぶ戦争体験者を取材。多様な証言から、浮かび上がる戦争の残酷な実態とは。安全保障政策の転換が進められるいま伝えたい戦争証言集の決定版。

目次 : 第1部 海外の戦場で(中国―「侵略」の現実/ 真珠湾攻撃から南方戦線へ―捨てられる命/ ソ連の侵攻と抑留、引き揚げ―訪れなかった「戦後」)/ 第2部 戦場となった日本(「総力戦」の現実/ 本土決戦に備えて/ 空襲―戦火の中の市民/ 原爆)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころりんぱ

    体験したことだから昨日のことのように話せる、体験したことだから死んでも話せない。戦争体験談を聞き取りまとめた100ページにも満たない薄い1冊ですが、70年を経てずっと消せない、また70年越しに考え抜かれたような、みなさんの強い思いが詰め込まれた重たい1冊です。兵隊だった人、軍国少年だった人、従軍看護婦だった人、在日外国人、被爆者、立場はそれぞれ違いますが、共通してたくさんの身近な誰かを亡くしている。いいことなんてひとつもない、二度と御免だ…多くの人が苦しむのが戦争なんだと教えてくれます。

  • かいゆう

    70年も経つのに薄れる事のない記憶。痛み、苦しみ、後悔、申し訳なさ、それぞれの理由で表に出してこなかった事を、たくさんの方がやはり伝えなければ…と証言されている。満州、真珠湾、ガダルカナル、硫黄島、広島、長崎などいた場所もさまざま、衛生兵、特攻訓練生、パイロット、爆弾製造など携わった内容もさまざま。戦争で何を見たのか、何をしたのか、何を奪われたのか、苦しいながらも語ってくれた方たちの思いを、しっかりと聞かなければいけないと思う。

  • ののまる

    帯び文には戦後が未来へ続くために、とある。新しい戦前と言われる今、証言者の方々はどんな気持ちか。

  • みのにゃー

    76歳〜106歳までの67人のインタビュー。今まで空襲や原爆の被害者の話は見聞きしたことがあったが、兵士の話は珍しい。残念ながら語ってくれた人は兵士としてまだ経験が少ない初年兵。被害者と言っていい。古参兵や将校の話が残っていたら読んでみたい。語らずに死んでいったのだろうか。

  • Sansan Nag

    戦時下を生き抜いた人の証言が纏められている本。戦地で進軍する過程でコレラに罹患した兵を小屋に閉じ込め火を放つ、負傷して歩けない兵には自害を命じ、拒否する人は他の兵が撃つ、仲間同士で食糧を奪う、氷点下40度のシベリア抑留生活、命がけの満州引き上げ、公式に設けられた慰安所、等々どれもが当時の現実だったのだと思うと戦慄が走る。戦争が国是だった時代。生活や自由だけでなく、人の正常な感情さえも奪ってしまうことが恐ろしい。

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