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奇想天外な目と光のはなし

入倉隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784844137849
ISBN 10 : 4844137840
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
入倉隆 ,  

Content Description

ダーウィンを困らせた「目の進化」から、動物たちの「見る・見られる」の攻防戦、蛍光色や輪郭線が目立って見える「視覚の不思議」まで。なぜ目は二つあるのか、光でものが見える仕組み、他の動物たちはどんな光や色を見ているのか?などの疑問に応えた“目から鱗”のトピックが凝縮。生物進化論、視覚心理学、光学をまたいで、目と光が織りなす奇想天外な世界を旅してみませんか?

目次 : 1 目の進化(「目」の誕生と進化/ 複眼と単眼で捉える世界 ほか)/ 2 見る・見られる(どうして目は頭についているの?/ どうして目は二つあるの? ほか)/ 3 見えない世界(紫外線を捉える動物たち/ 人間も紫外線を感じている? ほか)/ 4 どこまで見える?(人の視力はどこまで発達するの?/ 見ている世界にだんだん慣れていく ほか)/ 5 感じる光(光を色として感じる仕組み/ 構造が作り出す複雑な色 ほか)

【著者紹介】
入倉隆 : 芝浦工業大学教授。1956年(昭和31年)香川県生まれ。1979年早稲田大学理工学部電気工学科卒業。運輸省交通安全公害研究所などを経て、2004年より現職。博士(工学)。元照明学会副会長。専門は、視覚心理、照明環境(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    カンブリア紀に物の形を見分ける複眼構造が生まれ、わずか50万年間に目の進化がおこった。捕食から逃れる危険察知のセンサーとして杯状眼からカメラ眼に進化し、恐竜が栄えていた中生代、夜行性だった哺乳類は2色覚だった。ヒトなど霊長類は果実を餌とし3色覚になった。ヒトは色を可視光の範囲で捉え、色と色の境界を輪郭として見ている。ニュートンは光線に色がついていないことを発見し、色素と構造色があることがわかった。日中太陽の光を浴びることはストレスへの抵抗力が高まるらしい。視覚心理学の専門家による38のテーマどれも面白い。

  • トムトム

    私達の目には見えない、可視光線の外の世界。紫外線や赤外線、偏光をどのように認識するかは想像するしかありません。最近の地球から遠い星々の画像のCG合成感が嫌でしたが、そもそも私達に見えない光を検知して映像化するのだから、合成で当たり前。なんかホア〜っとなりました。

  • ひほ

    目にまつわる蘊蓄話かと思ったら、メインは光についての話。光が目に対してどう影響を与えたかということを光の面から考察したお話。なのでちょっと物理的なお話がいっぱい。その中で人間だけが白目があってその白目の存在が目線でのコミュニケーションを生むという部分が 興味深かった。

  • わっふる

    お肌を綺麗に見せる化粧品の仕組みとか、金銀などが光って見えるのは何故かなど、驚きの連続でした。立体に見せる影の方向など「それだ❣」と叫びましたよ。ホームページ素材を作っていた昔に知っていたら、あんなに悩まなかったのにと思いました。知識って、どこに繋がるか分からないから、この手の本は大好きです。

  • ルーシー

    面白かったです。眼・光・色とそれらを利用した生き物たちの生存戦略はどれも面白く、可愛いイラストも相まって楽しく読めました。人間の生活も光と密接に関係していることが分かり、スマホの使用時間や部屋の照明などを見直してみようと思うきっかけにもなりました。

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