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Jミステリー 2023 Fall 光文社文庫

光文社文庫編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334100773
ISBN 10 : 4334100775
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

読み味、色とりどり。これぞ日本ミステリーの醍醐味!東川篤哉、宮内悠介、長岡弘樹らミステリーで確固たる地位を築く作家から、着実にファンを集める逸木裕、昨年秋号が大好評につき再登板となった太田愛と似鳥鶏まで、大人気ミステリー作家たちの新作書下ろしを収録した贅沢なアンソロジー第4弾。

【著者紹介】
東川篤哉 : 1968年広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。’96年、鮎川哲也編『本格推理8』に「中途半端な密室」が初掲載。2002年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」に選ばれ、『密室の鍵貸します』で長編デビュー。11年、『謎解きはディナーのあとで』で第8回本屋大賞を受賞

逸木裕 : 1980年東京都生まれ。ウェブエンジニア業のかたわら小説を執筆。2016年、『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。’22年「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞

長岡弘樹 : 1969年山形県生まれ。筑波大学卒。2003年に「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。’05年『陽だまりの偽り』で単行本デビュー。’08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。’13年『教場』がミステリーランキングを席巻、第11回本屋大賞で6位にも選ばれ話題に

似鳥鶏 : 1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、作家デビュー

太田愛 : 香川県生まれ。1997年にTVシリーズ「ウルトラマンティガ」のシナリオライターとしてデビュー。「相棒」などの刑事ドラマの脚本を手がけるかたわら、2012年『犯罪者』で小説家としても執筆活動を開始し、社会派ミステリーの書き手として注目を集めている。’14年『幻夏』で第67回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)にノミネート。’21年『彼らは世界にはなればなれに立っている』で第4回山中賞を受賞

宮内悠介 : 1979年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2010年、「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞しデビュー。’12年、同名の作品集で第33回日本SF大賞を受賞。’14年、『ヨハネスブルグの天使たち』で第34回日本SF大賞特別賞、’17年、『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞、’18年、『あとは野となれ大和撫子』で第49回星雲賞(日本長編部門)、’20年、『遠い他国でひょんと死ぬるや』で第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞など、受賞歴多数。近著に『ラウリ・クースクを探して』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    キラキラと煌びやかな表紙がまぶしい「Jミステリー」はいきなり東川篤哉さんの"烏賊川市シリーズ"にテンション爆上がり。ユーモアをたっぷりまぶしながらも論理的、そして少しシュールなオチもなかなか良いのではあるマイカ?逸木さんの『スプリット』はドラフト指名をめぐる爽やかなスポーツもの。長岡さんの『笑う君影草』では不気味な真相に驚く。私のお気に入りは太田愛さんの『夏を刈る』枯れ井戸の底から発見された古い白骨は誰のものなのか?調査を進めたどり着く悲しい真実が秀逸。今回も豪華な執筆陣のハイレベルな短編が楽しめた。

  • aquamarine

    新年初読みはアンソロ一話目の東川さん烏賊川市シリーズで♡お馴染みの面々とマイカちゃん登場でそれだけで嬉しいが、もちろん論理的なユーモアミステリで満足。似鳥さんは、なんと探偵が犯人を指摘したあとがミステリ!これも論理的でさすが。宮内さんのラストが思いがけなくて思わず絶句。でもなにより太田さんの「夏を刈る」が白眉。著者の長編の凄さは思い知っていたが、この長さでも事件一つの真相だけでなく人物の一生を描き切り、なおかつ読者への驚きもしっかり。しばらくページをめくれないほどとりこまれた。読めてよかった。

  • 真理そら

    今回のカバーはキラキラ度弱めかも。東川篤哉、逸木裕、長岡弘樹、似鳥鶏、太田愛、宮内悠介。『名探偵名前が適当(似鳥)』は殺人放火事件の容疑者達は全員アリバイがあって…という話だが謎ときのキモは別の所にあるという楽しい作品。『夏を刈る(太田)』の雰囲気は好きだ。が、1968年に掃除機、洗濯機、炊飯器、トースターは我が家にもあった気がする(我が家は一般庶民家庭だったが)こんな細かいことに気が散って読書に没頭できなかった自分が悲しい。インディーズバンドの物語、宮内作品が一番好きかな。

  • ごみごみ

    超豪華作家陣によるアンソロジー第4弾。プロ野球選手をスカウトする側とされる側、それぞれの駆け引きと苦悩が行き着いた先の決断とは?逸木裕さんの「スプリット」 自分の身に起きたことを知った時、彼女が味わった絶望。あまりにむごい真実に切なさがこみ上げる太田愛さん「夏を刈る」 不可解な事件の背景には驚きの理由が!天才ミュージシャンが最後に成し遂げたこととは?ラストのセリフにゾッとした宮内悠介「最後のひと仕事」この3作品が特に面白かった。

  • アーちゃん

    6人の作家による新作書下ろしアンソロジー第4弾。どれも面白かったけれど、太田愛さん「夏を刈る」が抜群の良さ。時代が昭和四十年代の割に古いような感じこそあれ、期待以上の面白さだった。長岡弘樹さん「笑う君影草」は最初で毒がわかってしまいやや拍子抜け。他では逸木裕さん「スプリット」野球ものながら読後感がよかった。

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