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人工光合成はいつ実現できるのか ブルーバックス

光化学協会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062579803
ISBN 10 : 4062579804
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生物に必要な地球上の酸素とエネルギーは植物や藻類が長い時間をかけて「光合成」と呼ばれる太陽光を利用した光化学反応によって蓄積してきた。近い将来直面する環境・エネルギー問題はやはり、太陽光と水だけでエネルギーを創り出し、二酸化炭素を再利用するクリーンな「人工光合成」に頼るしかないのか!?生物の進化を支えてきた光合成のしくみから、夢の新エネルギーを実現するための要素技術までをわかりやすく解説する。

目次 : 第1章 今なぜ人工光合成なのか/ 第2章 手本となる天然の光合成―どこが凄いのか?/ 第3章 人工光合成研究の歴史/ 第4章 人工光合成への道筋(1)―生物学からのアプローチ/ 第5章 人工光合成への道筋(2)―色素分子・金属錯体触媒からのアプローチ/ 第6章 人工光合成への道筋(3)―半導体光触媒からのアプローチ/ 第7章 人工光合成大規模プラント実現への挑戦/ 第8章 人工光合成の展望/ 終章 人工光合成の展開における重要な視点

【著者紹介】
井上晴夫 : 首都大学東京大学院特任教授・人工光合成研究センター長。1969年、東京大学工学部卒。工学博士。文部科学省所管の科学技術振興機構による研究プログラム「さきがけ」の「光エネルギーと物質変換」研究総括、文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「人工光合成による太陽光エネルギーの物質変換」(略称:AnApple)領域代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こーた

    西洋の創世記によると、光あれ、と神が言ったらそこに光があって、この世界が創造されたわけだが、これもあながち的外れではない。そう思えるほど、太陽から降り注ぐ光のエネルギーは膨大で、この星の生命活動を支えている。エネルギー問題に直面しているいま、ほとんど無尽蔵ともいえるこの太陽光を、もっと活用しない手はない。方法は、自然のなかに潜んでいる。植物がおこなう光合成だ。(続

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #説明歌 光合成天然人工比較して三つの道を指し示している。 (1)生物学(2)色素分子・金属錯体触媒(3)半導体光触媒という3つを体系的に整理して、ブルーバックスとは思えないくらい整理整頓されている。

  • 石油監査人

    人工光合成とは、水と二酸化炭素を原料に、太陽光をエネルギーに使いながら、燃料(水素)や有機化合物(ギ酸)を合成する技術です。大気中の炭素を固定化して利用するカーボンマイナスの一種で、日本が世界をリードしている分野でもあります。この本では、1)生物学、2)色素分子・金属錯体触媒、3)半導体触媒という、3つのアプローチについて解説しています。特に、金属錯体の複雑な立体構造に息を飲みます。最近も光触媒パネルを使った人工光合成に成功するなど、着実な進歩が見られており、今後も期待してフォローしていきたいと思います。

  • kmfm

    誰しも今の地球の状態(二酸化炭素の大量排出による温暖化の危機的状況)をよしとは思っていないでしょう。再生可能エネルギーへの期待も大きいけど、根本的に解決するためにおそらく決定打となるであろう"人工光合成"について、歴史、仕組み、展望が書かれています。実現が2050年って…遅い気がするけど、化石燃料から根本的に変換していくには、国家プロジェクトとしての取り組みが必要であり、すぐにはというわけにはいかないようです。今自動車開発がその縮図みたいになっています。水素が先か、電気が先か、こちらの行方も気になります。

  • さきん

    水から水素を取り出すが、その時に光エネルギーが必要。電磁波の波長と触媒に何を使うのか、コストの問題、アンモニアも工業的ではない方法で製造しなくてはいけないなど課題は山積している。日本はこの分野での研究を引っ張っている。

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