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はじめての子ども論 有斐閣ストゥディア

元森絵里子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641151352
ISBN 10 : 4641151350
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「子ども」とはどのような存在なのか。欧日の歴史をひもとき,近代化の中での「子ども」の実像に迫る。労働を担う「小さな大人」から,年少者として扱いが洗練され,保護・教育される存在となっていく過程を丹念に描像。社会と子どもの関係性を問い直す。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぷほは

    これまで読んできた家族社会学の議論は婚姻関係と福祉関係に比重が置かれていたものが多かったので、それに留まらない言説の線分が整理されていて勉強になった。特に「虐待」の訳語がabuseではなくcrueltyだったという話は、鬼滅の一話が「残酷」だったことを思い出した。公娼制度や児童買春に関する議論は、るろ剣の駒形由美を思い出したが、単行本はもう随分前に処分してしまっていた。『少年アシベ』や『いまどきのこども』なども含めて良いだろうが、こうした作品で子どもや年少者がどう描かれてきたかを跡付けることもできそうだ。

  • イノシシ

    子どもに関する言説を解説していた。 子どもと関わる仕事をしているので、とても勉強になる内容ばかりだった。

  • バーニング

    そもそも「子ども」とはどういうカテゴリーなのか? という問いから出発しながら実はどの時代も曖昧なカテゴリーであることが歴史社会学的に解説されていくところがスタート。つまり、「子ども」の定義は普遍ではなく、国や社会、時代によって異なっているということが前提となる。確実なのは、時代によって「子ども観」が変化していくということ。その変化のプロセスを、少年犯罪や児童労働といった様々なテーマを交えながら現代まで駈け抜ける一冊。

  • Go Extreme

    子ども観の歴史考察 矛盾をはらむ定義群 議論や実践の動き 現代日本の社会学的探究 当為ではなく事実の探究 多様で矛盾する定義群 大人とは異なるイメージ 大人への準備段階としての見方 教育学・心理学の影響を受けた専門用語 法制度上の線引き 自由と管理の概念 子ども向け文化と社会問題 曖昧な規範や常識との関係 特定の年齢での定義ではない 愛情・保護・教育による育成 愛と躾のバランス重視 子どもだからといって特別扱いしない厳罰化論 個性や多様性尊重 子どもと大人の差異が見えづらい時代 歴史社会学→常識の相対化

  • 文明

    議論が整理されていた。中高生などにおすすめ。

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