Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 麦ちゃんの下僕

  読了日：2025/06/26

  Audible＋文庫本。倉知さんの魅力を凝縮した６編収録の短編集。あのクリスティの『ABC殺人事件』をアレンジした「変奏曲・ABCの殺人」は、終盤の意表を突く展開が実に秀逸！「社内偏愛」は、これからの時代に実際に起きそうな“ありがた迷惑”な話(笑)　「薬味と甘味の殺人現場」は、死体の状況も犯人の動機も探偵役のキャラも結構インパクトが…(苦笑)　「夜を見る猫」は、この短編集では異色の叙情的で読後感も良い作品。「豆腐の角に〜」は…僕の予想した答え（表向きの真相）で終わらなくてホッとひと安心(笑)↓

• オーウェン

  読了日：2022/10/11

  インパクト抜群のタイトルだが、これは６つの短編の内の1つの話。「社内偏愛」PCが支配する会社内で選ばれた社員。 だが本人は至って迷惑。最後の一言が抜群に決まっている。「薬味と甘味の殺人現場」殺人現場に残された死体の隣に3つのケーキ。そして死体の口にはなぜかネギが。犯人もトリックも容易いものだが、この奇怪な状況の意味とは何か。「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件」密室現場で頭から血を流して死んだ男。そのぶつかった箇所は豆腐の角であり、なぜこんな事態に。二段構えのオチで見せるが、解決が少し物足りない印象。

• NADIA

  読了日：2023/06/18

  倉知さんらしい6編のミステリ短編集。どれも面白いが、やっぱり贔屓の猫丸先輩の出てくる『猫丸先輩の出張』が一番好みだった。

• ち〜

  読了日：2021/05/08

  【変奏曲・ABCの殺人】ABCの後のDの殺人が不測の事態に！オチが好き【社内偏愛】コンピューターに好かれた男の末路…【薬味と甘味の殺人現場】パティシエ専門学校生の死体の頭部にはケーキ、そして口にはネギが屹立していた【夢を見る猫】真夜中、猫が見つめる先には…ちょっと飛躍しすぎ？おばあちゃんが良かった【豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件】昭和19年、兵器開発中の帝国陸軍の研究所で死体が発見された。後頭部に傷が、そして周りにはぶちまけられた豆腐が…→続く

• mihya

  読了日：2024/10/01

  バラエティに富んだミステリー短編集。どれも楽しめる。 うち、いくつかは読後感がショートショートっぽくて、好み。 猫丸先輩が出張で来ていた。お久しぶりです。相変わらずのようで何よりです。

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