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死体で遊ぶな大人たち

倉知淳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408538655
ISBN 10 : 4408538655
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

不謹慎だがガチ本格の死体ミステリ!

【著者紹介】
倉知淳 : 1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。94年『日曜の夜は出たくない』でデビュー。2001年『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕

    これはまさに倉知さんが“死体で遊びまくった”4編から成る短編集。あの『○○○の殺人』を彷彿とさせる「本格・オブ・ザ・リビングデッド」なんてもう最高!…犯人の見当はつくものの、この奇抜すぎるトリックを見破れる人はいないんじゃないですか!?(笑) 続く「三人の戸惑う犯人候補者たち」「それを情死とよぶべきか」の真相もかなり面白かったですが…若干冗長ですかね(苦笑) ラストの「死体で遊ぶな大人たち」も秀逸!…シンプルながら盲点をつく真相にやられましたし、最後に明かされる“仕掛け”がまた憎いですね!

  • ちょろこ

    濃い一冊。タイトルからして軽いおふざけ系かと思いきや、とんでもない。しっかり唸らされるミステリしていたことに尊敬すら覚える。死体を使用した遊び、いや、当事者には超真剣な死体活用あれこれに気が付けばすっかり虜に。一話目はまさかの生きた屍が…という設定はいろいろな意味で面白い。殺戮シーンの恐怖を味わいながらミステリとしてのきちんと着地に満足。不可解な殺人相談、心中事件、すげ替え事件とどれもめちゃくちゃ濃い。特にすげ替えにはなるほど!と目から鱗ぽろぽろ、ラストもいい。そして表紙の屍も濃い色で匂いが漂ってきそう。

  • 本格的なミステリの雰囲気もありながら、しっかり遊び心も混ぜてくる。倉知淳らしい作品だと思います。好きな作家さんです。

  • yukaring

    「死体で遊んじゃダメですよ、倉知さん」と言いたくなる遊び心満載なのに本格な変化球ミステリ。夏の山荘の惨劇「本格・オブ・ザ・リビングデット」は某有名作のオマージュで新たな切り口の解決編が楽しめるイメージ。「人を殺したかも…」という相談が役所に相次ぐ「三人の戸惑う犯人候補者たち」死者が生者を殺したという密室心中「それを情死と呼ぶべきか」腕だけ別人にすげ替えらた死体「死体で遊ぶな大人たち」など死体を有効活用した奇々怪々な事件をロジカルに楽しめる。最後に仕掛けられたトリックにもすっかり騙され大満足の1冊だった。

  • こゆ

    死体が不可解な状況を作る特殊な事件4編。面白かった!どの作品にも見聞きしただけで事件をサクッと解いてしまう名探偵がいるので爽快。特に某有名作に状況設定が似ている『本格・オブ・ザ・リビングデッド』がベスト。ゾンビは奥が深いなぁ。『三人の戸惑う犯人候補たち』凶器を握り死体と二人きりに。犯人は自分?犯人がやりたかったことには無理があるような😅『それを情死と呼ぶべきか』は心中に見える密室死。そんなことできる?って感じのトリックだけど、なんだかんだ全作ぶっ飛んでいて楽しい。表題作で最後に明かされる事実にニヤリ。

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