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平安貴族の夢分析 角川ソフィア文庫

倉本一宏

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044008475
ISBN 10 : 4044008477
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

『源氏物語』の夢とは?
『栄花物語』の夢とは?
『大鏡』の夢とは?
『蜻蛉日記』の夢とは?
『日本霊異記』の夢とは?
『今昔物語集』の夢とは?

藤原行成と『権記』の夢とは?
藤原道長と『御堂関白記』の夢とは?
藤原実資と『小右記』の夢とは?


【著者紹介】
倉本一宏 : 1958年、三重県生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業、同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は日本古代政治史、古記録学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 六点

    イメージとして平安貴族は夢を神仏のお告げとして頼り、加持祈祷や陰陽道に縋ったと思っていた。が、古記録からは意外に冷静に対処し、「夢のもととなるような話を起きている間にしたせいだ」などと書き残している。ただ"「家族の夢見が悪いので今日の倉本先生の講義は休講です」などと言う羨ましい理由で休めたり、「雨が降っているんで物忌みします」と言う壮絶なおやすみの理由など、夢みたいな言い訳であるよなあと思う。実際にやった人はいるんだよ。その時代を出来る限り合理的に生きた人々の記録として面白かった。

  • Go Extreme

    日本の古代人が見た夢 恵まれた日本の前近代の史料 歴史学の知識に基づいて解釈し直す 夢は神が人に語りかける手段 夢告げや託宣 夢は神意を持つと考えられ 自身の運命の予兆を夢に問う 虚偽の夢説話 日記の余白に夢を記す 夢を見た時刻によってその吉凶が異なる 物語の展開や人物の心理描写 作者の回想や願望が反映された創作 夢解き 物忌みや祈祷などの宗教的な行為 医学的な知識も活用して冷静に対処 人間の現実的な意志を反映したもの 夢の記録の仕方には個人差が大きく 男の世界の夢と女の世界の夢 夢語り共同体

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