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京都 近現代建築ものがたり 平凡社新書

倉方俊輔

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582859850
ISBN 10 : 4582859852
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

寺社仏閣や庭園のイメージがある京都は、実は近現代建築の宝庫。日本の主要都市では珍しく空襲の大きな被害を受けておらず、明治以降の建築の流れがたどれる貴重な場所である。辰野金吾、伊東忠太、前川國男、村野藤吾、安藤忠雄、原広司など各時代トップクラスの建築家の作品が鑑賞できる贅沢な街なのだ。日本の近現代建築史を概観しながら、京都の新たな魅力を再発見。京都を代表する13の建築に焦点を当て、その見どころ、建築家のエピソードをひもとく。

目次 : 第1章 京都国立博物館明治古都館(旧帝国京都博物館本館)/ 第2章 京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店)/ 第3章 本願寺伝道院(旧真宗信徒生命保険株式会社本館)/ 第4章 京都府立図書館/ 第5章 東華菜館本店/ 第6章 ウェスティン都ホテル京都(旧都ホテル)/ 第7章 京都タワービル/ 第8章 国立京都国際会館

【著者紹介】
倉方俊輔 : 1971年東京都生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学大学院修了後、伊東忠太の研究で博士(工学)を取得。現在、大阪市立大学准教授。専門は日本近現代建築史。研究や執筆の他、日本最大の建築公開イベント「イケフェス大阪」の実行委員会委員を務めるなど、建築の魅力的な価値を社会に発信する活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • コットン

    大阪ではイケフェスでなじみのある倉方先生による、京都にある13の近現代建築を解説した本。やっぱり自分の嗜好には偏りがあり伊東忠太、武田五一、村野藤吾の建物に注目してしまう。特に村野藤吾の都ホテル5号館の傾きの違う折れ曲がった屋根がはっ!として美しい。

  • さばずし2487398

    『建築家』と言う言葉がどんな中で生まれて行ったのかを日本の歴史的流れから言及されているのが興味深い。大好きな京セラ美術館は、どの部分を何の為に増改築されているのかという「現代」に関してもスポットが当てられていて、あのエントランスは気になっていたので嬉しい。あの一角だけでも向かいにウィーン風の図書館がありその間を巨大な鳥居がかかって平安神宮もありと、実に面白い場所だと気付く。遷都の後京都をどう生かすのか、逆に都という枠が外れて新しい世界に生き生きと歩みもした、そんな先人達の思考をしっかりキャッチしたい。

  • 崩紫サロメ

    京都の建築を通して近現代における建築を考える、単なるガイドブックでは終わらない良書。例えば京都タワー建設時の論争を通して、建築家が重視すべきことがデザインの優劣なのか、あるいは市民参加なのかという論点を提示する。また、著者が何度も「わくわくする」と表現した京都信用金庫支店群に「建築とされるもの以上の広がりを見出すなど、「建築とされるもの」に疎い人間にとって、建築家が何を考え、考えるべきものなのかを考えさせられる。

  • アメヲトコ

    21年9月刊。今の京都を代表する13の近現代建築を取り上げてその魅力を解説した一冊。菊竹清訓の京都信用金庫(群)に光が当たっているのも嬉しい。しかし改めて考えてみると、ここに出てくる建築の設計者、誰一人京都人がいないのですね。これは偶然なのか意図的なのか。

  • 月猫夕霧/いのうえそう

    紹介されているのは京博、京文博、から始まって国際会館や京都駅ビルを経由して最近リフォームしたロームシアター、京都市美までの13建築について、流れるような文章で魅力を説明していきます。。京都の建築はそれなりに見ているつもりでしたが、京都信金は盲点でした。あと安藤忠雄のは地震に弱そうに思えるのだけど、どうなんだろ。とりあえずこの本を持って京都の建築を見に行くのを、1度やってみる必要が有りそうです。

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