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ISBN 10 : 4569845525
Content Description
教皇、皇帝、国王、貴族という一握りの特権階級が支配者だった頃のヨーロッパ。人々は「人殺し」に明け暮れていた。彼らの日常は「戦争」とは異なる、単なる殺し合い。平和は束の間の安らぎにすぎなかった。血に飢えたライオンよりも野蛮な世界である。この「国」という概念すらない16世紀に生まれながら、「戦争にも掟がある」という英知を著す信じ難い学者がいた。その名もフーゴー・グロティウス。彼の思想はのちにウェストファリア体制として実り、国際法の原型となる。天才グロティウスが混沌のなかに見出した「法」を日本一わかりやすく読み解く。
目次 : 第1章 偉大な天才・グロティウス、その悲劇の生涯(殺し合いが日常の世界/ その頃、“国”という概念はなかった ほか)/ 第2章 なぜ宗教戦争は悲惨な殺し合いになるのか?(「ウチは宗教じゃないから」が最も危険な宗教/ 「汝の隣人を愛せよ」は危険な教え ほか)/ 第3章 なぜ『戦争と平和の法』は必要とされたのか(馬の耳に念仏、血に飢えたライオンに国際法/ 「みんな、神様を信じているよね」 ほか)/ 第4章 「ウェストファリア体制」の現実(玉座の上の最初の近代人/ 「ウェストファリア体制」の成立は一九〇七年だ ほか)/ 第5章 日本人の世界史的使命(大日本帝国の取り返しがつかない愚かさ/ 国際法をわかっていた根本博中将 ほか)
【著者紹介】
倉山満 : 1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。96年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員として、2015年まで同大学で日本国憲法を教える。12年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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南北
読了日:2019/11/30
sayan
読了日:2020/03/08
鐵太郎
読了日:2020/01/26
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読了日:2020/03/03
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読了日:2025/09/30
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