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怪物の木こり 宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ

倉井眉介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299002563
ISBN 10 : 4299002563
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan

Content Description

良心の呵責を覚えることなく、自分にとって邪魔な者たちを日常的に何人も殺してきたサイコパスの辣腕弁護士・二宮彰。ある日、彼が仕事を終えてマンションへ帰ってくると、突如「怪物マスク」を被った男に襲撃され、斧で頭を割られかけた。九死に一生を得た二宮は、男を捜し出して復讐することを誓う。一方そのころ、頭部を開いて脳味噌を持ち去る連続猟奇殺人が世間を賑わしていた――。


【著者紹介】
倉井眉介 : 1984年、神奈川県横浜市戸塚区生まれ。帝京大学文学部心理学科卒業。第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2019年に『怪物の木こり』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕

    [“殺人鬼”名鑑・第1集D]名称:脳泥棒 被害者:29〜31歳の男女4名(物語開始時点) 特徴:斧で頭をかち割り脳を持ち去る◇第17回「このミス!大賞」大賞受賞作。あらすじから“殺人鬼vs殺人鬼”という構図はわかっていたものの、実際には登場する“大量殺人犯”が何と4名!殺された人数は27名以上!?まさに殺人鬼フェアの“大トリ”を飾るに相応しい作品でした(笑) 目が上滑りしてしまう文章、特殊な設定、そして結末…評価が賛否両論分かれているのも納得ですが、少なくとも第18回の大賞『紙鑑定士〜』よりは面白いです!

  • JKD

    サイコパスの弁護士 二宮と同じくサイコパスの脳神経外科医 杉谷。ある日二宮は怪物の木こりのマスクを被った男に襲われ殺されかける。二宮は仕返しを企てるが襲った男は脳をぐちゃぐちゃにして殺す連続猟奇殺人犯人だった。これら一連の事件には過去の残虐な事件が背景にあり、脳チップなどというとんでもない飛び道具が出てきたり何もかもがキチガイだらけそして死体だらけののぶっ飛んだ内容でした。この先も二宮と杉谷が最強コンビであってほしいと願うのは私もどこか狂わされたのだろうか?

  • まちゃ

    第17回『このミステリーがすごい! 』大賞(2019年)受賞作。これミステリーなのかなぁ、というのが素直な感想。読み易い文体でテンポは良かったですが、ストーリーは大きな山場なく淡々と進展した印象。なにか物足りなさが残りました。サイコパス弁護士・二宮彰 vs 頭を割って脳を盗む連続猟奇殺人犯「脳泥棒」。負傷した二宮が自分の頭に脳内信号を制御するチップが埋められているのを知り、その謎を追い始める。すべては二十六年前の児童連続誘拐殺人事件に端を発していた。人為的に作られた最凶の怪物たちのお話。

  • みも

    F・フォーサイスの後に読むべき作品ではなかった。意図せず比較してしまい、その筆致に拙さを感じてしまった。さらにディテールも雑に感じ、僕の脳内で肝心の主人公の人格形成が出来なかった。総体的にはそれなりに面白く、エンタメとして楽しませてもらった事は確かだが、最後に現れる犯人の正体へ導く過程に、いまひとつ腑に落ちる感がない。やはりそこは肝なので、熟考のうえ細緻に組み立て、読者が納得する形で犯人へと導いて欲しかった。とは言えこれほど冷酷非情で残虐な作品を、軽妙洒脱に仕上げた手腕は評価に値するのではないだろうか。

  • H!deking

    ちょっと前に話題になって気になってはいたもののタイミングを逃していたのですが、先日映画館でトレイラー見たので慌てて読了。サイコパスな弁護士対脳泥棒、的なお話ですね。うーん、感想難しい。プロットは面白いけどどうなのかね。これがこのミスか〜。正直そこまでハマりませんでした。までも映画は観ると思います。たぶん笑

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