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ISBN 10 : 4167917416
Content Description
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ―若山牧水は恋人・小枝子との身も心も激しく燃える恋のさ中、どんな思いでこの歌を詠んだのか。俵万智が牧水の歌を確かな鑑賞で読み込み、恋愛を鮮やかに蘇らせる。「牧水の恋」そのものが、ひとつの生き物のように感じられる、と堺雅人氏も絶賛の画期的評伝。
目次 : 幾山河越え去り行かば/ 白鳥は哀しからずや/ いざ唇を君/ 牧水と私/ 疑ひの蛇/ わが妻はつひにうるはし/ わかれては十日ありえず/ 私はあなたに恋したい/ 酒飲まば女いだかば/ 眼のなき魚/ わが小枝子/ 若き日をささげ尽くして/ エピローグ わすられぬ子
【著者紹介】
俵万智 : 1962年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年刊行の歌集『サラダ記念日』で翌年、第32回現代歌人協会賞を受賞。以降、幅広い執筆活動を行い、96年より読売歌壇の選者を務める。歌集に『プーさんの鼻』(第11回若山牧水賞)など。2004年、『愛する源氏物語』で第14回紫式部文学賞、19年に『牧水の恋』で第29回宮日出版文化賞特別大賞、21年に歌集『未来のサイズ』で第36回詩歌文学館賞、第55回迢空賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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