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Dvと虐待 「家族の暴力」に援助者ができること

信田さよ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784260331838
ISBN 10 : 4260331833
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2002
Japan

Content Description

目次 : 1 家族の暴力/ 2 エピソードにみる被害者―当事者性とはなんだろうか/ 3 こう介入する/ 4 暴力を解くキーワード/ 5 援助者側の問題―わたしたちは何に縛られているのか

【著者紹介】
信田さよ子 : 1946年岐阜県生まれ。1969年お茶の水女子大学文学部哲学科卒業。1973年お茶の水女子大学大学院修士課程終了(児童学専攻)。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所(CIAP)付属原宿相談室長を経て、1995年12月に原宿カウンセリングセンターを開設、所長として現在にいたる。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    援助者・支援者の立場に中立はないという言葉。とても重いと思いました。同時に、味方になるということ。これは、被害者にも加害者にも味方になることの重要性です。加害者の味方になることで加害者は自らの責任を見つめられるようになるというのは、そのとおりだと思いました。福祉や心理の支援者の姿勢がするどく問われていると思いました。また、介入の意味についても深く考えることができました。

  • katoyann

    家族は権力構造であり、支配と被支配の関係性から成り立つという問題を暴いた、DVと虐待に関する論考。DV被害のケーススタディの紹介から家族の暴力的な特徴を読み解く。家族は愛情共同体である、というドミナントな物語に拘束され、被害を自覚できないのが日本のDV被害の問題だと喝破する。つまり、当事者性の不在が日本のDVの大問題なのだ。 この20年の間で自民党の政治家や新興宗教の指導者、そして日本会議周辺の人物が強調してきたのは家族主義である。統一教会問題がクローズアップされている今こそ、信田さよ子を読むべきだ。

  • kokeko

    日本の家族を見てきた著者ならではの斬り込み方だった。翻訳ものにはない日本の感覚がきちんと織り込まれている。「中立はない」もわかりやすかった。出版から少し時間が経っているが、DVの理解と援助の心構えの基本を知るいい本だと思う。

  • まゆ

    医療関係者。特に、精神科医やカウンセラーは、クライエントの主訴を、そのまま真に受けないで欲しいと、強く思った。家族という密室の中にある真相は、真相ゆえに語られない可能性があることを、必ず頭の片隅にとどめて欲しい。 本当に不幸な人は、不幸な顔をしていない。 臨床の現場で真剣に向き合っているからこその、重みある言葉だと受け止めた。

  • ripurou

    再読。分けて考えられないDVと虐待についての考え方や関わり方の基本が、熱く語られています。

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