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土の声を 「国策民営」リニアの現場から

信濃毎日新聞社編集局

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000239059
ISBN 10 : 4000239058
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Content Description

犠牲と負担を伴う地域の理解は得られているか?情報公開は十分か?膨大に出る残土を安全に管理できるのか?大量の電力を消費するのではないか?多岐に渡る問題が指摘されながら止まらない巨大事業・リニア中央新幹線。途中ルートの長野県で起こっているさまざまな問題を検証した信濃毎日新聞の長期連載(2022年1〜6月)に、その後の展開も含めて書籍化。

目次 : 第1部 集落消滅/ 第2部 沈黙の谷/ 第3部 残土漂流/ 第4部 夢と現実/ 第5部 暗中掘削/ 第6部 電力依存/ 第7部 事業再考

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんとまん1007

    まさにこの国の在り様の象徴の一つ。動き出すと止まらない。意味の有り無しは、関係ない。萎んでいく今、どこに意味があるのかが、誰も答えない。ひたすら、次の世代にツケを回すだけ。

  • 読特

    立ち退きに対する不十分な金銭補償。トンネル工事と切り土工事で大量に掘り出される土。その行先が決まっているのは7割。残土置き場になれば土石流の危険が伴う。土曜日に走るダンプカー。工事の間は観光客が敬遠する。工事現場で相次ぐ事故。国策民営。情報は開示されない。今の飯田駅にリニア駅は併設されず、市が取得した土地の価格は暴落する。…コロナ禍を経て定着したオンライン会議。用事はリモートで済ませる。リアルは特別な体験。旅は時間をかけるがよい。かつての夢の構想は時代に追い越された。いつまで続くか?何処まで続けるのか?

  • 青雲空

    想像していた以上に性質の悪い事業だった。繰り返し問いかけられているのは「国策民営」の鵺(ヌエ)性。 国策だから、財政投融資の低利資金を利用し、県や市の職員に用地買収を強いる。一方、民間事業だから情報を隠す。労災事故を公表せず、説明会は地元民限定でメディア排除、議事も非公開。その理由が「住民に忌憚のない意見を言ってもらうため」とは聞いて呆れる。反対意見を世に知られたくない、十分な説明をしていないことがバレるのを恐れているためとしか考えられない。技術的にも、リニア計画は「恐竜」化している。

  • やご

    建設中のリニア中央新幹線を、様々な問題をかかえながら工事が進んでいる経由地・長野県の立場から考える、というノンフィクション。元は地方紙の連載記事で、地方紙ならでは、という内容です。リニア中央新幹線というと、建設・運営主体はJR東海なのですが、全国新幹線鉄道整備法で計画された路線であり、巨額の資金が政府より貸与され、用地取得の交渉は自治体が担当でと、確かに「国策民営」という形容が当てはまります。(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1509.htm

  • gotomegu

    今工事が進行中のリニア。その問題点についての記事を後日談と合わせて集録。トンネルを掘ったでてきた土の捨て場がなかったり、水源を傷める恐れがあったり、行き交うトラックがストレスだったり。大工事なので周りへのストレスも大きい。国策民営のプロジェクトなので、説明責任も小さかったり、秘密にできちゃうのが問題。国策民営に近くてトラブルがあったのが、檜原村のゴミ焼却場問題だな。

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