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近代茶人の肖像 淡交新書

依田徹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784473039927
ISBN 10 : 4473039927
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
依田徹 ,  

Content Description

「近代数寄者」を中心とした近代茶道史から、学者や料理人、軍人、僧侶、皇室にまで視野を広げた新しい近代茶道史へ。20人の茶の湯と人生を豊富な逸話と共に取り上げ、それぞれの茶の湯の楽しみ方を見つめます。近代史上よく知られた人物、市井の知られざる風流人の姿が生き生きと立ち上がる茶人伝。

目次 : 井上馨(世外)―政界の雷親父は細心なる茶人/ 有栖川宮熾仁親王(霞堂)―親王の茶の湯に見る宮家と華族の社交界/ 安田善次郎(松翁)―慎しく陰徳を重ねた財産家の茶の湯/ 今泉雄作(常真)―茶道具再評価の種を蒔いた江戸っ子/ 平瀬亀之輔(露香)―大阪の茶の湯を牽引した「粋の神」/ 住友友純(春翠)―茶の湯に文人趣味を融合させたエリート実業家/ 益田孝(鈍翁)―近代の茶の湯を双肩に担った巨人/ 馬越恭平(化生)―数々の逸話を残した「ビール王」数寄者/ 柏木貨一郎(探古斎)―土蔵に住んだ幻の数寄屋建築家/ 岡倉覚三(天心)―茶より酒を愛した『茶の本』の執筆者/ 正木直彦(十三松堂)―美術と茶道に橋を架けた美術学校長/ 貞明皇后―満州皇帝を茶の湯でもてなした大正天皇妃/ 三井高棟(宗恭)―財閥の盛衰を見つめた三井家当主の茶の湯/ 團琢磨(狸山)―鈍翁から経営と茶の湯を受け継いだ男/ 大谷尊由(心斎)―茶の湯三昧の境地に遊んだ宗教家/ 前田利為(梅堂)―旧大名家軍人のたしなみとしての茶の湯/ 式守蝸牛(虎山)―悲運の宰相、戦時下の茶の湯/ 栗山善四郎(八百善)―江戸懐石を伝え、茶の湯を愛した料亭主人/ 加藤正治(犀水)―憲法の制定に携わった法学者茶人

【著者紹介】
依田徹 : 1977年、山梨県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻、博士後期課程修了。美術博士。遠山記念館学芸員。専門は日本近代美術史、茶道史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きいち

    お茶はヨコのつながりの世界。維新の元勲や財閥の総帥たちが、数寄や趣味で傑出した人の仲立ちで水平につながる。宮本常一が描いた民衆の世界とはかけ離れていても、人のつながりの原理が同じことに驚く。◇そういえば、茶が大きな役割を果たしたのは利休やへうげもの織部の時代と明治大正、ともに大きな階層変動があった時代だな。ここで紹介されている、名物を蒐めた大物たちも元は下級武士なり商売人の息子、秀吉同様の成り上がり者だ。茶には社会を安定させる機能があるのだろうか。同じ水平でも民俗学やマンガとは違うな、両方あってナンボか。

  • Kuliyama

    大正天皇妃、宮様、美術学校長、宗教家・・とあまり取り上げられないお茶人が登場し、興味深く拝読しました。

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