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町の本屋という物語

作品社

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867930137
ISBN 10 : 486793013X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。“本の力”が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。

目次 : 第1章 町の本屋という物語(楽しい本屋は可能か/ “夢を託す”ということ ほか)/ 第2章 「書店」と「本屋」(「本屋」論/ ザ・ブックマン ほか)/ 第3章 「身の丈」の本屋(人に教わり、本に教わる/ 座敷わらしの荒ぶる魂 ほか)/ 第4章 本屋の青空(書と戯れる/ 就職しないで生きるには ほか)/ 第5章 定有堂書店の生成変化(本屋の未来を創造する/ 定有堂書店の生成変化)/ 附録 定有堂書店の本棚 往来のベーシックセオリー

【著者紹介】
奈良敏行 : 1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業

三砂慶明 : 1982年生まれ。「読書室」主宰。株式会社工作社などを経て、梅田蔦屋書店の立ち上げから参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Y2K☮

    著者は昨年閉店した鳥取県の町の本屋「定有堂書店」の店主。同じ話題が繰り返し登場するけど、語彙のチョイスが独特で語られる意見も難解ゆえ、むしろちょうどいい。たしかに町の本屋の棚は「引き算」に向かっていくのが正しい気がする(狭いスペースで全ジャンルを網羅してくれる昔ながらの総合書店であっても)。なんでもあるメガ書店とどれでもある独立系。ではその狭間に佇むワンフロアのチェーン系が進むべき道は? 両者のいいとこどりを意識しつつ、著者がある人へ語った「右か左か迷った時は、まっすぐ行くのもいい」がヒントかもしれない。

  • 阿部義彦

    本好きなら解る作品社から新刊。1980年から2023年で歴史を閉じた定有堂書店。店主奈良敏行さんが発表した文章を纏めました。本を好きだから始めたが、地元の客から「本好きの割には本が無いね」と言われ「どんな本を置いたら良いんでしょうか?」から、本屋作りが始まります。元々役に立つ本は好きでないから、学参とか実用書は店に置かない。『人文書でおともだち』を合言葉に、読書会、ミニコミ作り、地域密着で地元の先生に講義をお願いしたりして鳥取の文化拠点となります。本屋の『聖地』となった本屋の真髄が、人文書ファンなら是非!

  • kuukazoo

    定有堂書店の奈良敏行さんがあちこちに書き綴ってきた文章を集めた1冊。町の本屋がまだ雑誌と教科書販売で食っていけてた時代に、人文書を中心とした独自の棚づくり、読書会、ミニコミといった活動で、地方の小さな本屋の新たな役割を示してきた。あえてsmall&slowを選ぶ勇気とお客に学び自分を主張しすぎない謙虚さと何より43年続けてきた持久力がすごい。本屋はビジネスというよりもはや人生でしたね。上から目線も押し付けもなく素直に読んだ。「本のビオトープ」良い言葉。

  • makoto018

    鳥取市の街なかにあった定有堂書店。1980年創業、2023年閉店。人文書中心の品揃え、「文脈棚」、ミニコミ誌発行や読書会開催など、「個性派書店」の源流と言われるそう。本書は店主・奈良さんが書いた文章を集めて作ったもの。書店と本屋の違い、町の本屋の役割など、なんとなく思っていたことが明確に言語化されていくような読書体験。出会った本をきっかけに心が再生するような「本屋の青空」、多様な種類の本を保存しておく「本のビオトープ」など、本屋という空間の居心地のよさ(カフェに似たものと奈良さんは言う)を再認識しました。

  • OHNO Hiroshi

    今後どうなるんだろ、本屋。いや、本屋に限らず無くなることが増えて、人間もいなくなるのだろう。今を楽しむ。

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