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スリーパー・エージェント

作品社

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867930052
ISBN 10 : 4867930059
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

米国民として生まれ育ちながら、モスクワで赤軍のスパイ訓練を受けた男は、米国陸軍に入隊、科学者として「マンハッタン計画」に配属された。最高機密取扱資格を付与された唯一のスパイとして、入手した情報を逐一モスクワに報告、戦後ソ連の核開発に貢献した。FBIが彼を特定したのは、米国を去った数年後のことだった。死後、プーチンに「ロシア連邦英雄」を授与された「20世紀最重要スパイ」、その知られざる秘密の生涯を描き出す初の評伝。オッペンハイマー率いる核開発計画施設に潜入した“原爆スパイ”の秘密!アメリカ探偵作家クラブ“エドガー賞”犯罪実話賞ファイナリスト。

目次 : 第1部 新天地(アメリカン・ドリーム/ 真実だけを/ 逮捕)/ 第2部 偽装(出張/ ブロンクス/ 一般化学/ コネクション/ ジープの男/ プレイハウスの秘密/ スパイ術/ 裏切り/ クラブに入れ/ 逃亡)/ 第3部 追跡(最高機密/ パリからのはがき/ 一九五三年三月の手紙/ 開示)

【著者紹介】
アン・ハーゲドーン : 米国オハイオ州デイトン生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院卒業。「ウォール・ストリート・ジャーナル」などで新聞記者として活躍したのちノンフィクション作家に転身、名門競走馬育成牧場カルメット・ファームの栄枯盛衰、国際誘拐ビジネス、米国民間軍事会社の実態などをテーマとする意欲作に取り組む。2009年にデニソン大学より名誉人文学博士号を授与された。執筆のかたわら、ジャーナリズム大学院や大学の講座で学生の指導にもあたっている

布施由紀子 : 翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • お抹茶

    マンハッタン計画に潜入して原発の機密情報を流していたソ連の工作員・コヴァルの足取りを記す。1930年代にはソ連のスパイ網がアメリカ中に広がった。何年もの間厳重に機密が保持されていたため,スパイの存在も長らく気づかれなかった。1948年になんとかソ連に逃げたが,ソ連では反米プロパガンダと反ユダヤ主義が広がり,ユダヤ人でアメリカ帰りのコヴァルの立場は苦しかった。アメリカでのスパイ活動も公にできなかった。その後はメンデレーエフ化学工科大学教授として,米ソどちらでも元スパイと気づかれないまま余生を過ごした。

  • 古本虫がさまよう

    著者によると……。「彼(ジョージ・コヴァル)がGRU(ソ連軍の情報総局)のスパイだったために困難が加わった。なぜなら、1940年代にアメリカで何をしていたのか、その行動の記録がいまだにほとんど閲覧できないからだ。本書のエピローグでも膨れように、ソ連のスパイ交信記録の暗号解読作戦“ヴェノナ”プロジェクトをテーマにした本など、多数の著作がある冷戦史の専門家、ジョン・アール・ヘインズは、コヴァルの名が浮上するまでは、マンハッタン計画におけるGRUの策謀など『まったく何も』知られていなかったと述べた」という。

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