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新釈 猫の妙術 武道哲学が教える「人生の達人」への道 草思社文庫

佚斎樗山

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794224750
ISBN 10 : 4794224753
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。その内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定ですが、そこで語られる教えはきわめて深淵。その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。そんなときに、緊張せず、ドーンと構えるためのメンタルの作り方を教えてくれる一冊です。

目次 : 新釈『猫の妙術』(猫、大鼠の退治に臨む/ 古猫、「勝負」と「上達」を語る/ 勝軒、「世界」を我がものにす)/ 『猫の妙術』解説(『猫の妙術』と「老荘思想」/ 新釈『猫の妙術』ガイド)

【著者紹介】
佚斎樗山 : 万治2年(1659)〜寛保元年(1741)。下総国関宿藩の久世家に仕えた。当時の啓蒙書「談義本」を多く書き、人気を博す。本名、丹波十郎右衛門忠明

高橋有 : 東京都生まれ。文学修士(国文学専攻・専門は漢文学)。幼少期より剣道、空手、柔術、総合格闘技など様々な武術を経験。現在も修行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さばずし2487398

    江戸時代に書かれた老荘思想の入門書を現代に意訳。武術の精神の在り方を説き、山岡鉄舟なども読んでいたとか。とある武士の家に入ってきた大鼠の退治に、その道に長けた3匹の猫が挑むが尽く大敗。そこへ伝説の老猫が戦いもせず鼠を追い出した。その老猫が3匹と武士に説く教え。1700年代にこの様なかわいい設定で武術を説くという書物が存在していたのが面白い。武士にはなぜか猫の言葉がわかる所とか。しかし内容はやはり難しい。この世の決めつけは全て妄想、勝っても負けても良し、あるがままに任せる。この先も何度か本書を開くだろう。

  • chie

    著者は、「談義本」という、中国思想の入門書の著者として知られているということ。この『猫の妙術』も、剣術に使われる技、気、心の身のつけ方が、老荘思想からどう捉えられているか、ねずみ獲りの名人・古猫によって端的に導かれていく。人間が人間らしく生きていくこと、それが道理に沿って生きていくことなのだろうと思った。そうであるためには、技を磨いたり、気をコントロールする術を身につけたりすることも大切なのだろうけれど、最後は自分の感性をどれだけ頼りにできるか、ということか。何度も読んでみたくなる、読まなければと思う本。

  • あつ子🐈‍⬛

    猫本だ!と軽い気持ちで購入してみたところ、とてもいい買い物でした。古猫の口から語られるのは、いかに生きるべきか死ぬべきか。真の強さとは。悟りの境地とは─。 いやはや、我未だ木鶏たりえず。これからも精進してまいりまする。

  • dexter4620

    Kindleにて2度目の読了。知られざる日本の武芸書とも言える内容で、武士道を極めるにあたり持つべき心のありようを解説。チューリッヒからの帰国便の中で読了。肩肘はらず、目論まず、欲を出さず、目の前で起きることを受け入れる。

  • takahiro suzuki

    自分には難しかったかな。深いみたいだが自分の行動変容には至ってない。なるようになるしかない。

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