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現代語訳 豆腐百珍 中公文庫

何必醇

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122075061
ISBN 10 : 4122075068
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

天明期に、豆腐料理を紹介した料理本の第一級史料「豆腐百珍」「豆腐百珍続編」「豆腐百珍余録」の現代語訳。メニューを尋常品、通品、佳品、奇品、珍品、絶品の六等級に分類する。単に多くの料理法を並べるだけでなく、登場する素材の故事来歴をはじめ、中国・日本の文人による豆腐への賛辞・逸話を収録。〈解説〉松井今朝子

【著者紹介】
何必醇 : 生没年不詳。醒狂道人(せいきょうどうじん)何必醇の号で著されているが、料理人の著作ではなく文人が趣味で記したとされる。その正体は大坂で活躍した篆刻家の曽谷学川だという説もある

福田浩 : 1935年、東京生まれ。料理家。2022年まで大塚「なべ家」を経営。早稲田大学文学部卒業後、家業のかたわら古い料理書の研究や江戸時代料理の再現に力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nao Funasoko

    『豆腐百珍』には『豆腐百珍続編』『豆腐百珍付録』『豆腐百珍余録』とシリーズがあったことを知る。 数々の豆腐料理が紹介されるも、現在ではポピュラーな豆腐料理ともいえる麻婆豆腐はどこにも出てこない。 実は『豆腐百珍秘録』なる幻の続巻があってそこには麻婆豆腐が紹介されている。麻婆豆腐は江戸時代からあったのだ! 的なユーモア歴史ミステリとか誰か書かないかな? 書かないか。(笑) それにしても昔の人は手間を惜しまなかったんだなと驚く。

  • たぬ

    ☆3 江戸時代の豆腐レシピ本の現代語訳。素材の故事来歴なんかの+αも収録されてます。豆腐のポテンシャルはすごいね。私が好きな食べ方は絹ごしなら味噌汁の具、木綿ならすき焼きと麻婆豆腐、卯の花や飛龍頭も大好きだなあ。豆腐と同量の白玉粉を混ぜて作る豆腐白玉は小さい頃によく母が作ってくれたっけ。ふじや食品の「ラムレーズン胡麻どうふ」等の尖ったヤツが意外といけることが判明したので見つけたら買ってます。

  • Cinita

    江戸時代の大坂で出版された「豆腐百珍」「続豆腐百珍」に加え、江戸の便乗本「豆腐百珍余録」の3作を収録。訳注が中というより「実際に作ってみた訳者によるワンポイント調理アドバイス」になっていて実践的だし、読み物として面白かった。がんもどきや油揚げの料理もカウントされており、当時は家庭で一から作っていたのか……と驚き。手間の掛け方がすごい。「余録」に入ると味付けの傾向がガラッと変わって、醤油で煮た豆腐にこしあん掛けるレシピとか出てくるのが地域性を感じて面白かった。

  • niz001

    著名な割にフル現代語訳に恵まれない「豆腐百珍」。沙金豆腐美味そう。紅豆腐の「一家の秘伝なので一般には公開しない」と角おぼろの「包丁家の秘伝なので、世に伝えられていない」ってなんやねん。

  • コマイヌ

    訳というには編と注が重くないか、原型が分からない。レシピ本としては注が使いやすかろう。商い向けだったんだね。季節の料理と精進料理の二分はどこ由来かも不明で腹立たしいけどとにかく理解できん。

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