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ISBN 10 : 4582860001
Content Description
日本の政財官の裏側で蠢く怪物たち。「カルト宗教」統一教会、「闇の帝王」許永中、国家を動かす「国商」葛西敬之、ロッキード事件で暗躍した児玉誉士夫や小佐野賢治、そして「総利権化」の権化、竹中平蔵…。日本の闇に躍ったキーマンを追い、現代に通じる地下水脈をたどる。歴史の表裏を歪んだ形で結びつける、「闇の領域」に斬りこむ。
目次 : 序章 統一教会と創価学会(渾然一体の統一教会と自民党/ カルトのやり口/ 存在は許されても行動は許されない世襲議員/ 統一教会・創価学会の秘密部隊/ 政界工作とビジネスを駆使するカルト)/ 第1章 「闇社会の帝王」許永中(強面のイメージと人たらしの資質/ 表の世界が養って大きくした存在/ 柳川次郎の影/ 日本の企業文化に脈々と生きる修養団/ 磯田一郎批判と住友銀行の圧力/ 住友銀行東京本店糞尿事件/ 金屏風事件の深層/ 堤清二のもう一つの顔/ 住銀融資第三部の闇/ 高野山に出家した住銀マン/ 正義を振りかざすだけでは闇は抉れない)/ 第2章 国家を支配する「フィクサー」葛西敬之(国鉄改革三人組/ 国鉄分割は瀬島龍三の発想/ 経産省の次官人事に介入/ 陰謀をめぐらす策略家/ 日本の会社は憲法の番外地/ メディア支配を志向する政治/ メディア戦略のパイオニア/ 葛西のリニア計画は東芝救済策/ 東芝の「扇会」と「日立消防隊」/ 公を利権にしていく/ リニア計画は誰が得するのか/ 国鉄の赤字を膨らませたのは政治家/ インフラ輸出の仕切り役/ 政商としてのスケー)/ 第3章 中曽根康弘と田中角栄の宿縁(中曽根康弘との出会い/ 知られざる存在、荒井三ノ進/ 渡邊恒雄の人心掌術/ 城山三郎と中曽根康弘/ 瀬島龍三の人物/ 佐藤正忠の暗曜/ ロッキード事件の本質/ リクルート事件と文教族/ 芸者にモテなかった中曽根/ 自由主義路線を始めた中曽根)/ 第4章 竹中平蔵と「総利権化」の構造(宮内義彦という存在/ 「問題なのはNHKならぬMHK」/ 蟻の一穴からすべてが崩れるというフィクサーたちの恐れ/ 竹中、菅、麻生の関係性/ ベンチャーという「虚業」/ 維新と安倍・菅の関係を取り持った竹中/ 何でも自由化という悪夢)
【著者紹介】
佐高信 : 1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。評論家。高校教師、経済誌編集長を経て執筆活動に入る
森功 : 1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業。伊勢新聞社、テーミス社、『週刊新潮』編集部などを経て、フリーランスのノンフィクション作家となる。『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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