佐野眞一(ノンフィクション作家)

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怪優伝 三國連太郎・死ぬまで演じつづけること

佐野眞一(ノンフィクション作家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062168137
ISBN 10 : 4062168138
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

三國連太郎、88歳。生涯・俳優。出演作の役柄以上に、波瀾に富む人生を歩んできた稀代の俳優の正体は何か。戦後映画界を疾走した「生きたフィルモグラフィー」に、ノンフィクション界の巨人・佐野眞一が挑む。

【著者紹介】
佐野眞一 : 1947年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nonpono

    フリマへ旅立ちの本へ。三國連太郎が好きだ。そもそも太地喜和子を長田渚が書いたノンフィクションから。二人の食うか食われるかの愛、だけど別れてから女性誌で対談しちゃういじらしさが好きだ。我が愛する寅さんでの太地喜和子の可愛い芸者姿、三國連太郎が「飢餓海峡」の名演技。爪が爪が悲しいのよ。なんであんなにうまいのか。引き揚げ船で夫婦を偽装して渡った海峡からか。「復讐するは我あり」の息子の嫁の倍賞美津子に対するいやらしさ。ああ、名優、ここにあり。皮肉かもしれないが、佐藤浩市が似てきた。血だよね。血には抗えない。

  • ヒデキ

    三國連太郎さんの役者としての取り組み方に圧倒されてしまいました。「真面目であること」 作品の一本一本に取り組んでいくことの凄まじさを見せて頂きました。 脚本は、200回以上読んで作者の言葉を身につけていくなんて想像もできませんでした。 改めて仕事への取組みを考えてしまいました

  • つちのこ

    三國が自薦した映画10本を著者と鑑賞し、対談形式でその時折の心の内を探っていくという内容。 ストレートかつ、内面をえぐるようなインタビューは佐野眞一の真骨頂がよく出ており、三國の謎めいた生きざまに迫る作品に仕上がっている。 山田洋次監督作品の『息子』(1991年)は、椎名誠の原作の映画化で、三國68歳の作品。 息子(永瀬正敏)の父親役を演じる三國は、黒沢明監督『生きる』で志村喬が演じた老人役をほうふつとさせる雰囲気があった。肩の力を抜いた自然体の演技は、改めて三國の凄さを感じた。(2012.11記)

  • たけこ

    三國さんを追悼して。じっくり読み込もうと思っていたが、あまりの面白さにあっという間に読了。三國さんが自選した出演作10本を、ご本人と観ながらインタビューをするという贅沢な構成!複雑な出自、戦争が与えた影響。演じることは自分以外の何者かになれるという無二の行為であるが、三國さんにとってそれは己と対峙して生きてゆくための手段だったのだろう。また、戦争を青年期に経験した世代の生き様に思いを馳せる内容でもある。逞しかったのではなく、逞しくあらねばならなかった人々が抱える闇を垣間見た気がした。心より哀悼を。

  • メルコ

    生前、自身の人生・出演作を振り返って語った評伝。代表作10本から、戦後の日本映画界、監督・俳優の実像が垣間見えて面白い。多くの女性と浮名を流し、親鸞に傾倒する破天荒な人生は、虚より実の奇怪さを思わせる。

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