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ISBN 10 : 4787274422
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戦時下の日本で公開された日本初の長篇アニメーション『桃太郎 海の神兵』。その映像テクストを精緻に検証し、作品を支える社会的な背景を探って、『桃太郎 海の神兵』の映像技法の先駆性・実験性と、アジア・太平洋戦争と日本アニメーションの関わりを明らかにする。
目次 : 序章 なぜ、いま、『桃太郎 海の神兵』を再考するのか(佐野明子/堀ひかり)/ 第1章 『桃太郎の海鷲』の思い出(渡辺泰)/ 第2章 戦時下のユビキタス的情報空間―『桃太郎 海の神兵』を題材に(大塚英志)/ 第3章 『桃太郎 海の神兵』の異種混交性―テクストの越境性とナショナリズム言説について(堀ひかり)/ 第4章 『桃太郎 海の神兵』における表象のユートピア―虚構のリアリティーならびに“擬獣化”の起源(秦剛)/ 第5章 戦時下映画業界の統制とアニメーション―文化映画会社統合と軍委嘱映画(木村智哉)/ 第6章 『桃太郎 海の神兵』の実験と宣伝(佐野明子)/ 第7章 セルロイド上の帝国と冷戦―韓国初長篇アニメーション『ホンギルドン』における「庶子の美学」(キム・ジュニアン)
【著者紹介】
佐野明子 : 同志社大学文化情報学部准教授、国際日本文化研究センター客員准教授。専攻は映像文化論
堀ひかり : 東洋大学文学部准教授。専攻はジェンダー論、視覚表象論、映像文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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