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サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 宝島社文庫

佐藤青南

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784800203281
ISBN 10 : 4800203287
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『このミステリーがすごい!』大賞作家の作品!! 相手の習慣やしぐさ、行動パターンから嘘を見破る行動心理を専門にした女性刑事・楯岡絵麻が鮮やかに事件を解決する、連作短編集です。焼死体が見つかり、被疑者として浮かび上がった被害者の幼馴染がついた嘘を暴く「近くて遠いディスタンス」。人気俳優の夫を殺害したとして自首してきた有名女優の真実を暴く「名優は誰だ」。絵麻の同僚の刑事が殺人事件の犯人として疑われる「綺麗な薔薇は棘だらけ」など、全五話。

【著者紹介】
佐藤青南 : 1975年、長崎県生まれ。熊本大学法学部を除籍後、上京してミュージシャンに。第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、『ある少女にまつわる殺人の告白』(宝島社文庫)にて2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    偶然手にした初読み作家さんだが、素直に面白かった。なんたって女優級美人の捜査官・絵麻(通称エンマ様)と、部下刑事・西野との掛け合いが楽しい。気に入らないのは、このふたりがお互いに好意をもっているらしいところ。それではあまりにありきたりすぎるので、このまま並行線で行ってもらいたい所存である(笑)本格的ミステリーとしては、各犯罪の動機が弱すぎたり、行動心理学と言っても毎回同じようなタネ明かしが続くので、深みを期待すると裏切られるかもしれないが。シリーズ少し手に入ったので、続けて読んでみよう。

  • absinthe

    面白い。心理学を応用する捜査官は珍しくなくなったが、取調室だけで進行するこの話は面白い。事件は取調室で起こってる・・・かのようだ。短編集形式なのも良い。通勤の合間にも読めそうだ。警察組織の描写はまったくなく、二人の捜査官と犯人と、最低限の関係者しか登場しない。密度の高いエッセンスだ。

  • Yunemo

    面白い感じの刑事物語と、捉えれば楽しめるのかも。でもこれから先の展開は難しいよね。一度パターンができてしまえば、後は同じ展開になってしまう。巡査部長の「楯岡絵麻」を自衛官の「岬美由紀」と比較はできないが、ここの差は大きい。何が? 話の展開、話題性、相棒の在り方、犯罪の質。取調室から出るのも一つの手。それなら、違った形で行動心理を表現できるかも。読み手にとっては、この分野は面白い、というのが実感。

  • はにこ

    取り調べ室で犯罪を暴く、エンマこと楯岡絵麻。聞き込みとか全然無いので、物足りないかなぁと思ったけど、行動心理学を駆使した洞察力がかなり面白かった。取り調べだけで事件が解決するなら楽なのにねぇ。西野とのコンビも良くて、これからも楽しみな展開。恩師の殺人事件の真相も気になる。

  • 直人

    栗山千明主演ドラマの原作(ドラマはなかなか面白かったと思う)。 行動心理学を修めた刑事が,取り調べにその力を発揮するという話し。 いずれのエピソードも読みやすく面白いんだが,ドラマを先に観てしまった私からしてみると,マイクロジェスチャーなんかは判りやすかった。 文字から先に入ると,今ひとつ掴みづらいところもあったかも。 コアになる物語があるようなんだが,その全貌が見えづらく,よって印象が弱かったのは残念。

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