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オペラ / 音楽劇研究の現在 創造と伝番のダイナミズム

佐藤英

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801005556
ISBN 10 : 4801005551
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新たな研究領野を切り拓く14のアプローチ!音楽・テキスト・舞台が一体となったオペラや、バレエ・人形劇をはじめとする音楽劇に、どのようにアプローチすればよいか。作品解釈や演出手法のみならず、劇場の運営から上演作品の選定、政治・経済との関わりやマスメディアによる流通、地域ごとの特色から教育事業まで、地理的・歴史的要因を掛けあわせ総合的に考査する、オペラ/音楽劇研究の幕開け!

目次 : 第1部 オペラ/音楽劇の人的交流とレパートリー形成(「アカデミー」による舞台芸術への取り組み―オペラ誕生のもうひとつの側面/ 七年戦争後のベルリンで上演されたオペラ―ドレスデンとの比較から/ “ホヴァーンシチナ”が日の目を見るまで―1892年のキエフにおける舞台初演/ 白系ロシア人によるオペラ文化の伝播―1919、21年来日の「ロシア大歌劇団」の足跡をたどって)/ 第2部 オペラ/音楽劇と時代思潮(フランスの王位音楽アカデミー創立期におけるミュゼットの使用をめぐって/ イザドラ・ダンカンとリヒャルト・ヴァーグナー―ドイツにおけるイザドラとヴァーグナー作品の公演活動を中心に/ 日本におけるオペラ黎明期の“プリマ・ドンナ”表象―帝国劇場の柴田環と,文藝協会『故郷』(明治四五年)のマグダを中心に/ バイロイト音楽祭とナチス・ドイツ興亡―ラジオ放送をめぐる実証的検証)/ 第3部 オペラ/音楽劇の作品研究(ラインハルト・カイザーの“クロイソス”―その時代背景、台本、音楽、舞踊、精神/ ヴァーグナー“ニーベルングの指環”における為政者像と無政府主義的思想の表現/ 完成された個性―“木彫りの王子”における「人形」の役割/ 團伊玖磨の「宇宙」―オペラ“ひかりごけ”を中心に)/ 第4部 オペラ/音楽劇の現代(「回想のオペラ」―過去に憑かれる現代オペラ演出/ オペラ創作型プログラムの歴史的経緯と今日的意義―米国メトロポリタン・オペラ・ギルドの取り組みを例に)

【著者紹介】
佐藤英 : 1975年、秋田県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本大学准教授。専攻、ドイツ文化研究、放送文化史

大西由紀 : 1979年、愛媛県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院学術研究員。専攻、比較文学・翻訳論

岡本佳子 : 1985年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、神戸大学講師。専攻、舞台芸術学、西洋音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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