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英文法を哲学する

佐藤良明

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757439399
ISBN 10 : 4757439393
Format
Books
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

今まで誰も書かなかった、英語と日本語を分かつ深淵。闇に包まれた言葉の根を、文豪ピンチョンと詩聖ディランの名訳者、佐藤良明(東京大学名誉教授)が照らし出す一冊。英語が大好きで大嫌いな日本人必読の書です。

目次 : 第0章 はじめに/ 第1章 英語文は真実を綴るので、その窮屈さから逃げる方法がいろいろ用意されていること。/ 第2章 英語は日本語とまるで違った相貌をしていること。/ 第3章 5つの文型の背後に、2種類の結合が見えること。/ 第4章 文の形成を、名詞を発芽する動詞のはたらきに求めること。/ 第5章 英語に時制は2つだけ、3つの時相をマスターしよう。/ 第6章 コトバに上達するとは、意識を無意識へとつなぐこと。

【著者紹介】
佐藤良明 : 1950年生まれ。東京大学名誉教授・放送大学客員教授。専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽、メディア文化論。1990年代、東京大学教養学部における英語教育改革を主導、全学共通の英語テキスト『The Universe of English』(東京大学出版会)シリーズは学内外から反響を呼んだ。2000年以降はNHKの英会話番組「リトル・チャロ」の放送教材製作、「1000時間ヒアリングマラソン」の総合監修(アルク)、放送大学で「ビートルズde英文法」等の授業を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 南北

    英語を学ぶとは日本語を抜け出して英語に乗っかることであり、英語なりのバランス感覚をつかむということだ。英語と日本語は1対1対応していないので、当たり前とはいえ、忘れ勝ちな点だ。本書は英文法を国文法と比較しつつ、新たな視点から解説しているので、新鮮な発見があった。中でも「時相」という記述になっているが、通常の英文法の本では、ごちゃまぜになっているアスペクト(相)と時制をきちんと区別したのは卓見だと思う。著者は「リトルチャロ」の放送教材の製作にも関わったことがあるためか、語り口もやさしく読みやすいと感じた。

  • 禿童子

    既存の学校英文法からスタートして、それから離れるという方法が成功しているかはよく分からない。時制(テンス)ではなく時相(アスペクト)に焦点をあてた説明は独特。日本語話者から英語を理解するときの立ち位置を深く考えるというのが「哲学する」ことになるのだと思われる。とても興味深い反面、実用英語への接点がつかみづらく、高段者の「遊び」とも思えてしまうのは、こちらのひがみか(笑)

  • garyou

    英文法も研究者がいるわけだし日々進化していくものなのだなあと思いつつ、人は一度覚えたものを書き換えるのが苦手だからなあとも思う。「時制は二つだけ、時相が三つある」と云われてもさ。この本を読めば「そういうことなのかな?」くらいにはわかるけれど。でも「この方が今まで教えてもらってたことよりもわかいやすいなあ」と思う点は多々ある。あと、高校の英文法の先生が云ってた「ネクサス」ってそういうことだったのか、という発見もあった。ゲーテの「外国語を知らぬ者は」も思い出した。

  • Kentaeigo

    まさに哲学。前半は面白かった。後半は哲学すぎてよくわからなかった。こんな考え方もあるんだなー。 最後の項(6-8)は あとがき で書けばいいんじゃないかと思った。自分にとっては、勉強というよりかは読み物でした。

  • まさぽん

    英文法って、改めて学んでみるとまだまだ知らない事が盛り沢山だなぁと感じた。日本語やヨーロッパ語との照らし合わせで、言語の感覚を解説している。中身が濃厚で読み終えるのに3日くらいかかった。「暗記」式の文法や構文を卒業し、そこに意味を加えたい人におすすめ。ただマニアックなので、英語講師・教師向けかな。

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