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ISBN 10 : 4906791603
Content Description
海を渡った禅―禅の世界地図は、この半世紀で革命的に変化した。国境を越え、仏教の枠を越えて、静かに、広範に伝播し続けている。このダイナミックな運動の背景には、何が胎動しているのだろうか。人間なら誰でもできる「坐ること」の具体的な作法を記し、坐禅と本質体験、公案と十戒など、身体に深く備わる霊の次元と、言語システムとをすり合わせ、翻訳や宗教観念の壁を透過して躍動する、禅の普遍的生命をたかどっていく。もはや言葉では追えない深層次元への突破、禅の真に革命的な可能性に向けて。
目次 : 坐禅入門(「三宝禅」/ 禅とは何か/ 座禅の仕方)/ テキストの読み方―本質といかに出会うか(一人称的読み方・タイプ1/ 三人称的読み方/ 二人称的読み方/ ゼロ人称的読み方/ 一人称的読み方・タイプ2/ 「聖霊による聖書解釈」は可能か)/ 禅から見る「十戒」(文法上の形/ 存在の“本質”から)/ 禅キリスト教の地平へ(社会的現実へのかかわり/ 基本的な教義の再検討/ 深層の身体的知恵)/ 禅、海を渡る(日本における禅の分岐と現状/ ヨーロッパでの展開/ 共通要素)
【著者紹介】
佐藤研 : 1948年生まれ。専攻、新約聖書学。2014年以降、立教大学名誉教授。1982年、愛宮=ラサール神父の指導の下、スイスで参禅開始。1985年以降、宗教法人「三宝禅(当時は三宝教団)」の耕雲軒山田老師、慈雲軒窪田老師、凌雲軒山田老師に参ずる。2009年以降、三宝禅準師家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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