Books

生まれかわるヒロシマの折り鶴

佐藤真澄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784811328980
ISBN 10 : 4811328981
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界で最初の戦争による被爆地・広島には、幼い頃に被爆したことが原因で病気になった少女の死をきっかけに、いつの頃からか、たくさんの折り鶴が捧げられるようになりました。あのような惨たらしいことが二度と起きませんように―。地球上から戦争がなくなりますように―。世界中の人たちが祈りや願いを込めて折った鶴は、「平和のシンボル」として広島に集まるようになったのです。広島市では、その扱いをめぐって意見が分かれたこともあり、折り鶴は“不遇”な時代を経験することにもなりました。しかし今、折り鶴は「折った人の思いを伝える、広げる」という新たな使命を与えられ、形を変えて、広島の地から世界へと羽ばたいています。

目次 : プロローグ/ 第1章 「原爆の子の像」と折り鶴/ 第2章 二転三転した折り鶴をめぐる市の方針/ 第3章 「永久保存」から「活用」へ方針転換/ 第4章 官民一体で始まった折り鶴再生紙の開発/ 第5章 不可能を可能にした試行錯誤/ 第6章 広がる「昇華」の取り組み/ 第7章 それぞれの思いと形/ エピローグ/ 巻末付録 折り鶴活用の珍しい取り組み

【著者紹介】
佐藤真澄 : 広島県福山市出身。ノンフィクション作家、ライター。主な児童書執筆作に『ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾』(令和2年度児童福祉文化賞)『ボニンアイランドの夏:ふたつの国の間でゆれた小笠原』(第46回緑陰図書)『小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅』(第44回緑陰図書、以上汐文社)などがある。また、ベストセラーになった『世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉』(双葉社)など佐藤美由紀名義で一般書の著書がある。児童書、一般書ともに「ヒロシマ」をひとつの大切なテーマとして執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ほんわか・かめ

    貞子さんが折り鶴に込めた願い、それを受け継いだ級友、同世代の子どもたち。原爆の子の像建立。そしてそこに続々と集まる千羽鶴。しかし年間10トンと言われる千羽鶴のその後の扱いに意見が割れ、千羽鶴を昇華させるにはどうすべきか、その経緯が丁寧に描かれている。再生紙にするにも様々な困難が。決して儲けではなく、千羽鶴を届けてくれたそれぞれの気持ちに真摯に向き合う姿が印象的だった。千羽鶴をお焚き上げした灰から釉薬を精製し折り鶴型の香炉にした職人さんも凄い。広島に届けられた祈りが再生され全世界に広がっていることが素敵だ。

  • ミーコ

    ヒロシマの折り鶴 気になって借りてみました。 数年前 日帰りで広島ツアーで行きましたが厳島神社に行って 広島ドームはコースに入ってませんでした。かねてから行きたく思っているので、次回は訪れたい。折り鶴を再生紙にするには こんなに試行錯誤しなければ行けないんですね。貞子さん 行きたかった、色々経験して大人になりたかったですね。戦争は二度と繰り返しては行けないと改めて思いました。

  • 定年(還暦)の雨巫女。

    《私-図書館》私も中学の修学旅行で、クラスで、千羽鶴を寄贈しました。当時、10クラス全部寄贈しました。当時、その後どうなったのかは、考えてなかった。この本によると、焼却処分された時代でした。私は、不器用で、クラスで一番鶴を折るのが、一番下手でした。クラスの千羽鶴を持って広島市まで、持って行きました。かなり重かった。再生してもらえるプロジェクトは、素晴らしい。

  • ジュリ

    広島市には年間で10トンもの折り鶴が集まる。以前はこれを焼却処分していた。10トンも焼却するにはけっこう税金を使うだろうし、二酸化炭素が排出されて環境に負荷を与える。今は再生紙にするなど活用をしているようだ。私は再生紙くらいしか活用方法を思い浮かばなかったけれど、釉薬にしたり、繊維にしたりなど、いろいろな活用方法があるようだ。できるだけ環境に負荷を与えない活用方法を探して欲しいと思う。

  • 飲も飲も

    ヒロシマに集まる10トンもの折り鶴。その折り鶴の昇華。活用。この本の見返しに折り鶴再生紙が使われている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items