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東京藝大で教わる西洋美術の謎とき

佐藤直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784418242023
ISBN 10 : 4418242023
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ミステリーより面白い!藝大の美術史。

目次 : 発見される「古代」―古典主義の誕生(ヴィンケルマンと古代の「理想的身体」)/ イメージはどう伝播するのか?(「本物らしい」版画の流布―アルブレヒト・デューラーの木版画“犀”/ 手本としての複製写真―ヴィルヘルム・ハマスホイ“陽光の中で読書する女性、ストランゲーゼ三〇番地”/ 複製写真が放つ「アウラ」―ヘレン・シャルフベック“鎧を着た少年”)/ 西洋美術の革新と退廃(近代芸術はディレッタントによって作られた―ザクセン選帝侯アウグストによる象牙彫り作品/ 科学的態度に反発した「自然を装った自然」―カスパー・ダーヴィト・フリードリヒによる月の表現/ 中世による近代美術の革新―ペーター・コルネリウスの『ファウスト』挿絵連作/ サイレント・パートナー―オスカー・ココシュカと世紀末ウィーンの異常な愛)/ 日本と西洋はどう関わってきたのか?(商業デザインに埋め込まれた「日本」―アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデのジャポニスム/ フィンランドの女性画家、「大首絵」の美人画を描く―ヘレン・シャルフベックと北欧のジャポニズム/ 複製版画から学び取った「瞳に映る窓」―岸田劉生はどうやってデューラーを受け容れたか?)/ 新しい美術史の可能性とは?(アビ・ヴァールブルクと「世界美術史」の誕生)

【著者紹介】
佐藤直樹 : 東京藝術大学美術学部教授。博士(文学)。1965年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程中退。ベルリン自由大学留学、国立西洋美術館主任研究員を経て、2010年より東京藝術大学。専門はドイツ/北欧美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 風に吹かれて

    『見かた』の次は同じ著者による『謎とき』。本書執筆時は藝大教授。  『見かた』で取り上げられた芸術家が多いが、前著を深掘りした記述で興味深く読了。  日本の西洋画家として岸田劉生が取り上げられている。劉生は武者小路実篤らの「白樺」派のメンバーでもあった。『白樺』(1910年創刊)は西洋画の紹介も行っており劉生はその画を鑑賞して感銘を受けていた。また、様々な画集も出版されるようになっていた。印刷技術の発達により解像度の高い印刷が行われていたらしい。 →

  • takakomama

    「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」の続編。著者が東京藝大の芸術学科で開講している「特殊講義」や「演習」をまとめた12回の講義形式。美術や画家たちは、分野や時代、国境を越えて影響を受けています。その影響に気づく、研究者の幅広い知識はさすがです。

  • 乱読家 護る会支持!

    「本物らしく見えるがが本物ではない《2本角のサイ》の絵の伝播」 「写真技術の影響」 「近代芸術は、芸術愛好家(ディレッタント)により作られた」 「アール・ヌーヴォーに影響を与えた日本美術」 「北斎漫画を手本にして書かれたムンクの『叫び』など、日本絵画はパリや北欧の画家たちに影響を与えた」などなど、、、、 絵画の形態は、画家による突然の発想から生まれるのではなく、他の画家たちの影響を受けつつ、相互作用で進歩していったようです。

  • 汲平

    東京藝大で教わるシリーズ。イメージの伝承、影響関係が主題。図版が豊富で説明が丁寧、予想外で楽しい指摘が盛りだくさん。「叫び」が北斎漫画につながるという指摘はかなりビックリ。絵画は知識で観るものではないけれど、こうした影響関係が解ると一層楽しい。

  • たけぞ

    さすが東京芸大、ここまでくるとついて行けません。

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