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「世間教」と日本人の深層意識 みんな一緒でラクがいい

佐藤直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865813425
ISBN 10 : 486581342X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人を動かしているのは「世間教」!お歳暮、既読スルー、「お世話になっております」、ブラック校則、お清め塩、進まぬ夫婦別姓…。「世間教」の正体と謎を解き明かす!

目次 : プロローグ 日本人の不思議な生き方/ 第1章 日本人が信じる「世間教」ってなんだ?/ 第2章 「個人」と「社会」と「公共」がない日本/ 第3章 「世間教」の4つの教義/ 第4章 身のまわりの「世間教」/ 第5章 「世間教」とうまくやっていく7つの方法

【著者紹介】
佐藤直樹 : 1951年、宮城県に生まれる。九州大学大学院博士後期課程単位取得退学。英国エジンバラ大学法学部客員研究員、福岡県立大学助教授、九州工業大学教授などを経て、九州工業大学名誉教授。専門は世間学、現代評論、刑事法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シナモン

    あれもこれも「世間」が原因だったんだ、と納得することがたくさん。「法のルール」を上回る「世間のルール」。「既読スルー」まで影響を受けていたとは。おそるべし、「世間のルール」。

  • チャーリブ

    著者は「世間学」の研究者ということですが、「世間教」というのは浄土真宗のある僧の造語のようですね。日本人は「世間」という共同幻想を絶対的な規範として生きているというような内容。かつて「日本教」なる言葉を提唱した山本七平さんのことを思い出しました。「空気」や「納得」に関する山本さんの分析がそのまま援用されています。全体にあまり新味のない内容で、最後の「世間教」とうまくやっていく7つの方法も今ひとつ。問題は、世間ではなく、如何にして「個」を確立するかでしょう。韓国人との比較は興味深く、可能性を感じました。

  • tosca

    著者の主張に全て同意はしないが、「世間教」には納得する。「世間体」とか「世間が許さない」とか、確かにこういった同調圧力でモノを言えない窮屈な日本よと悲しくなる。日本人には個人が無く身分と世間しか無いと。確かに英語では「I」と「You」で済むが日本語では上司や先生に「あなた」とは呼べない。世間教のせいで、皆一緒の輪からはみ出すとヤバい事になるのだと。でも脱世間教を目指すためには明日から「お世話になっております」と仕事メールで書かないようにと言われてもなぁ。でもなるべく「普通は〜」と言わないようにはしよう

  • まゆまゆ

    日本人の共同幻想である「世間」について語る内容。日本社会は古くから世間と社会の二重構造になっており、世間の前では法は建前にすぎない。みんな同じように振る舞うことを求める世間に対して同調することで争いを回避してきた日本に個人はなく、初めに個人があって社会がある欧州とは権利に対する考え方も異なる。グローバル化が叫ばれたあたりから日本が競争社会へと変化する中で、古き良き日本とも言える昔の優しい世間が壊された、のだろうか。

  • もけうに

    鴻上さんとの共著・『同調圧力』の方が面白かったし、内容も被っている。著者と同意見ではあるのだが、データに基づかずイメージだけで述べている部分が多く、もっと専門家らしい意見が読みたかった。最終章の、「世間教とうまくやっていく7つの方法が」が一番良かった。実践的で、今日からすぐに実行できる。

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