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ラスト・ソング

佐藤由美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591142158
ISBN 10 : 4591142159
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

聴覚は最期まで残る―。アメリカのホスピスで多くの人の心を癒してきた音楽療法士が語る、感動のノンフィクション。思い出の音楽にのせてつむがれる心あたたまる10篇を収録。

目次 : 最期まで残る感覚―“きよしこの夜”/ さよならのメッセージ―“What a Wonderful World”/ 言葉にできない想い―“Love Me Tender”/ なにが私たちを生かすのか―“輝く日を仰ぐとき”/ 死という鏡―“千の風になって”/ 忘れられない恋―“Unforgettable”/ 悲しみとの向きあい方―“椰子の実”/ 子どもと大切な人の死―“The Rainbow Connection”/ 人生最後の旅―“Over the Rainbow”/ 生きるということ―“花―すべての人の心に花を”

【著者紹介】
佐藤由美子 : ホスピス緩和ケアを専門とする米国認定音楽療法士。バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科を卒業後、オハイオ州シンシナティのMusic Therapy Servicesに所属し、ホスピスで10年間音楽療法を実践。2013年に帰国。米国音楽療法学会誌“Music Therapy Perspectives”やオンラインジャーナル“Voices,A World Forum for Music Therapy”にて音楽療法に関するさまざまな論文や記事を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • naoっぴ

    アメリカのホスピスで音楽療法士として働いた著者の10年間の記録。ある時はギターで、ある時はハープで、死が間近な患者さんの心に寄り添って歌を届ける。著者の経験を通して、死にゆく人たちの心情に少し触れることができたし、なにより私自身、演奏活動をするはしくれとして音楽のもつ可能性にいろいろと感じるものがありました。聴力は最期まで残るとはよく言われているけれど、なんとなく、それは言葉よりも旋律なのではないのかと思うのです。音楽には情動を呼び覚ます力があるのだと、この本を読んで改めて感じます。

  • miww

    アメリカのホスピスで音楽療法士として多くの患者さんと関わって来きた著者。音楽が終末医療に取り入れられていたとは知りませんでした。それぞれに歩んできた人生に寄り添う音楽はみんなあるはず。死期が近づいても最後まで残るのが「聴覚」だという。全く話せなかった人が話せたり、最期に目を開けて微笑んだりと信じられない事が実際に起こるんですね。久しぶりに聴いた大好きなナタリー・コール父娘の「アンフォゲッタブル」に心が震えた。人生最期に何が聴きたいか深く自分に問いかける。大好きな音楽に送られて旅立ちたいな。

  • ぶんこ

    アメリカで音楽療法士として活躍された日々を綴った実話です。目も見えず、話すことも出来ず、手を握ることが出来なくなっても、聞くことはできる。確かに麻酔からさめかけの時は、目を開けられないけれど話す声は聞こえてました。最期を迎える患者さんが安らかに、そしてそれを看取る親しい人々にも安らぎを与えてくれる音楽療法士さん。日本にもあるのでしょうか?この本を読むと、個人主義と言われる欧米で、意外と家族の絆が強いことに感動しました。ただ音楽の技術、知識を使うだけではなく、患者さんに信頼される人間力というのに共感。

  • マリリン

    本書では多くの患者さんを看取ってきた音楽療法士の著者がその効果の素晴らしさを綴っている。音楽の心理的効果・聴覚が最後まで残る事・音楽療法士という仕事は音楽を生業にしていた頃知った。この仕事を薦められた事もあったが、丁重にお断りしたのは私が目指した音楽と方向性の違い。 自身の演奏も含め多くの音楽を聴いてきた。死が近くなるとどのうような現象が起こるか書いてある小冊子も読んだ。心は内へと向かうという。私の人生の終焉にはどんな音楽が脳裏をよぎるのだろうか。静かにひとりでその時を迎えられたらと思わずにはいられない。

  • ちゃちゃ

    音楽療法士、そんな職業があることも知らず偶然手にした本だった。筆者はアメリカのホスピスで働く若き音楽療法士。彼女は患者さんの人生の終焉に寄り添い静かに話に耳を傾け、自らも心を開いて信頼を築いた上で歌う。それは、「What a Wonderful World」だったり「Love me Tender」だったり「椰子の実」だったりする。人が死を迎えるとき、聴覚は最後まで残る感覚だそうだ。自分が生きた物語を、信頼関係を築いたセラピストと辿るとき、音楽の不思議な力が立ち現れ、満足して旅立つことができたら素晴らしい。

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