Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• hiroizm

  読了日：2020/08/09

  隣町の片隅で見つけた昭和にタイムスリップした感の品揃えの古本屋で購入した本。米国軍資料として長年埋もれてた写真を公開したものらしい。長年の内戦で荒廃したシリアの街並みの映像をニュースで見る機会があるけど、７５年前の東京の崩壊度も負けてないとため息、青森から「勤労奉仕」として徴用され否応なく東京に連れてこられた１７歳の親父もこの風景を歩いたのかと思うと感慨深いものがあった。映画と本の「日本のいちばん長い日」にあるように、この惨状でも戦争を継続しようした人たちがいたことにもあらためて震撼する。

• かりんとー

  読了日：2024/07/27

  ほんとに焼け野原になったんだなあと。空襲がなければ東京の風景も今とは違うものになっていただろう。

• Sherlock Holmis

  読了日：2023/12/15

  まだ闇市さえ形成されていない1945年秋の東京。徹底的に破壊され、復興への息吹もこの時点では感じられず、都心のど真ん中にバラックが寂しく建っている、空虚なる帝都の写真集だ。だが線路や街路などの根本的な都市構造は今と大きく変わっていないし、外壁を残した「焼けビル」にも立派なものが多く、現代との連続性を感じる（有楽町駅日比谷口などはかなり雰囲気が残っているなと思った）。焼け跡を人々が歩いている。皆どこから来てどこへ行こうとしているのだろう。

• epitaph3

  読了日：2017/01/15

  当たり前のことだけど、戦前にも高架線やビルを作る技術はあった。高度経済成長のときに大きく変わったようにみえるが、技術は戦前からあった。米兵と子どもが笑顔でいる写真がいい。

• たくさん

  読了日：2016/06/26

  土門拳や木村伊兵衛のようなドラマチックな写真ではないが貴重な昔がうかがいしれる。土地勘がないのが悔やまれる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します