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象を洗う

佐藤正午

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000237024
ISBN 10 : 4000237020
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2001
Japan

Content Description

晴朗で鷹揚、ユーモラスで飄々としたスタイルで「その日暮し随筆」と絶賛された、前作に続く第2弾。泰然自若とした独身小説家の、淡々と過ぎてゆく“象を洗う”日々。その一瞬を軽妙洒脱に描く。

【著者紹介】
佐藤正午 : 1955年8月25日、長崎県佐世保市生まれ。北海道大学文学部中退。83年に「永遠の1/2」で、第7回「すばる」文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ほんどてん

    妙にタイトルに魅かれて手に取らせて頂きました。著者の話題の一つ一つがとても面白くて魅力的なエッセイでした。二十年間に三度、人から こっぴどく怒られた話とか、ご自身の事を飾らず真っすぐに書かれていて気取らないところがとても素敵な本だと思いました。タイトルの謎についても解明できて面白かったです。

  • ユカ

    タイトルが素敵なのでカッコいい感じのエッセイかなと思ったら親しみやすいエッセイだった。しかも「象を洗う」って、なーんだ、そっからか、と脱力。笑った。真面目なんだか不真面目なんだか分からない人だ。借金は早めに返した方がいいと思う。

  • アルパカ

    表紙のイラストが可愛い。一度読むと忘れられないタイトル。「象を洗う」というのは出版業界で使われている一種の隠語で作家が手掛ける小説を一頭の「象」になぞらえ、その作品を完成させるまでの悪戦苦闘の様子を「洗う」という平凡な一語で象徴的に表している、とのこと。「金魚の運」という話が良かったです。ゲームセンターで友人に気まぐれに拾われた金魚がうろこなどもとれてぼろぼろだったのに、たくさん金魚を買っている家にもらわれて幸せになる、という。佐藤さんはいい人なんだろうなあ、という気がします。前にもこう書いたような(笑)

  • takao

    ふむ

  • あきこ

    なんじゃ、このタイトルは?と思って読んでみた。作者の日々を綴ったエッセイであった。作家とはこんな毎日なんだよ、と面白く書きながらもその苦労も伝わってくる。W象を洗うの章では作者がふと気付いた日常の些細な事柄を記憶と共に語っているのだが、それが良かったな。母の忘れ物だとか高校の卒業アルバムとか、昔のオタクの話も面白い。象を洗うって言うタイトルについてのエピソードもわかった。私も日常生活に取り入れてみようかな?「今日の象は暴れてたいへんだったよ。」なんて。

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