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イスラ-ムの生活と技術

佐藤次高

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634341708
ISBN 10 : 4634341700
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1999
Japan

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Book Meter Reviews

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  • †漆黒ノ堕天使むきめい†

    アラビア語でつながっているイスラームの学問の発展はどこか日本と同じものを感じさせる。どちらも独自の言語だけで多くの物事を考えられるように発展し、それをムスリムの人であれば、同じように理解してもらえるのは大きな利点となる。そう考えると、これだけ学問が発展したのも納得できるなぁ。 砂糖についても庶民には薬としてとても浸透していたことが分かり、砂糖生成にもイスラームの本気を感じた。

  • ぽんすけ

    中国からもたらされた製紙法による紙の存在がどれだけ社会・文明の発展に寄与したかがよくわかる。もともとイスラーム社会というのは超拡大路線で文化圏が広大であるのに対して、伝達・記録媒体は羊皮紙・パピルス等限定されていた点が一種の限界だったと思う。それが紙というスペシャルアイテムを手に入れて一気に制限が取り払われ、文化の伝播、学問・研究の発展、政治体制の洗練化が一挙に起きたという印象である。特に行政文書が紙となったことの利点は大きく文書発行及び伝達方法の容易さという点で高度な中央集権体制を推し進めた点が興味深い

  • 竜王五代の人

    帝国が広まったちょうどその時入手した製紙技術が、文書作成を安価かつ容易にし帝国を支える。アラビア数字による計数と、周辺の先行文明を十分に取り入れることができたアラビア語という帝国の公用語もあってのことでもあると思うが。先行のローマ帝国や中国の諸帝国との差は? 紙が豊富になると人手による写本とはいえ出版業も立ち上がる。そして、帝国のネットワークを通じて広がる砂糖キビ栽培と、製糖技術の発達。

  • こずえ

    イスラームの生活と技術といいながら、紙や砂糖に関する話が中心。であるがゆえにそこについてかなり詳細に書いてあって面白い。 また著者は山川の高校世界史の編集者の1人でもあり、山川の本を本棚から引っ張り出して読むとなお面白い。

  • 未完AAA

    イスラーム世界の紙と砂糖のまとめ。砂糖は庶民から宮廷まで、生活に密着していた感があったけれど、少しタイトルから外れているかな。後から現れた自覚から、近隣の文明の優れたところをどんどん学んで行く姿勢が、学問の発展、商圏の拡大に反映されている。その中で、宗教(コーラン)と言語(アラビア語)をアイデンティティに据え続けたのが凄い。香辛料や砂糖など、インド商人→イスラーム商人→イタリア商人と流れていた貿易が、イスラーム商人衰退で大航海時代が到来する、あーやっぱり学んだのは世界史じゃなくて西洋史なんだなって感も凄い

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