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ISBN 10 : 458276830X
Content Description
与謝野晶子や泉鏡花、芥川龍之介に谷崎潤一郎、稲垣足穂まで、作家が親交を結んだ先達、僚友、門人たちが作中に妖しく見え隠れして―。近代日本の怪奇幻想文学史を彩る文豪たちが神出鬼没、朦朧として不安定、虚実ないまぜの物語が続々と展開される。大正から昭和期の探偵小説や幻想文学、怪談文芸を先導した文壇の巨人・佐藤春夫。本書は、その知られざる本領を初めて集大成した画期的アンソロジーである。話題騒然の文豪小品シリーズ、第四弾。
目次 : 1 化物屋敷を転々と(歩上異象/ 観潮楼門前の家―「青春期の自画像」より(11)/ 化け物屋敷一号―「詩文半世紀」より ほか)/ 2 世はさまざまの怪奇談(蛇/ 緑衣の少女 聊斎志異 巻八「緑衣女」/ シナノ キツネ 胡養神ノ ハナシ ほか)/ 3 文豪たちの幻想と怪奇(山の日記から/ へんな夢/ 夢に荷風先生を見る記 ほか)
【著者紹介】
佐藤春夫 : 1892年、和歌山県新宮市生まれ。1910年、与謝野寛・晶子夫妻の新詩社同人となる。この年、永井荷風を慕って慶應義塾大学に入学、以来「スバル」「三田文学」に詩や評論を発表して早熟の才を示した。大正時代に散文への転身をはかり、1917年、『病める薔薇』(のち数度改稿加筆されて『田園の憂鬱』として完成)を執筆。21年には『殉情詩集』を発表し、小説家・詩人としての地位を確立した。1964年没
東雅夫 : 1958年、神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学文学部卒業。「幻想文学」編集長を経て、アンソロジスト、文芸評論家となる。現在「幽」編集顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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