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東條勝子の生涯 A級戦犯 の妻として

佐藤早苗

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788787094
ISBN 10 : 4788787091
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1987
Japan

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Book Meter Reviews

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  • ZEPPELIN

    東條英機を支えた勝子夫人。いかなる言い訳もするなという夫の遺言を忠実に守り、どんな逆風も耐えきったその健気さには感銘を受ける。昔の日本人の精神力の強さは、現代の日本人と比べるのも失礼なほどの差があると感じる。五木寛之さんも語っていた通り、軍部が暴走しただけではなく、メディアが煽り、国民も熱狂したことを忘れてはいけない。しかし、あらゆる責任を引き受けざるをえなかった東條家の人たちにとっても、日米に拾ってくれる神がいたこと、勝子夫人が天寿を全う出来たことは大きな救いだったんではないだろうか

  • ヨゾ

    一気読みさせる内容。戦後80年、この人を主人公にした映画ができてもいい。夫・東条英機に寄り添う勝子の全生涯のドキュメント。九州田川郡の少女時代、女子大生での結婚、満州国時代、宰相夫人から一転してA級戦犯の妻として世間の憎悪を一身に浴びる長い戦後の歳月を送る。だが勝子に悲壮感がなく運命を呪う様子もなく、ただ夫を尊敬し続け家族を愛す。人の評価で一喜一憂しない。国民全体がこの戦争を誰かのせいにして立ち上がりたい時、東絛はみんなで叩くのに格好の人物だったのだろう。新聞の掌返し凄まじい。今も昔も変わらないな。

  • 主将ペンギン

    太平洋戦争時の首相だった東条英機の妻、勝子の人物伝。軍人首相であった英機の、家族から見た一面を手紙などを通して伝えている。娘や家族への愛情溢れる手紙や、首相とは思えない程切り詰めた質素な生活、簡素な家などのエピソードを初めて知った。庶民の生活をよく知る軍人だからこそ、戦争をなぜ止められなかったのかと思ってしまった。英機も勝子本人も戦争は唯天皇陛下の為だったということで、国民に多大な犠牲を強いた戦争に対する罪の意識が深く感じられず、皇国を信じて戦地で死んでいった一般兵達の無念さを感じた。

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