Special Features Related to This Product

Books

転生! 太宰治 転生して、すみません 星海社fictions

佐藤友哉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065131091
ISBN 10 : 406513109X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あの太宰治がよりによって現代日本に転生!

今を生きる太宰が現代社会と人間への痛烈な皮肉と賛歌を謳い上げる傑作、ここに開幕!!


【もくじ】

序 章 太宰、西暦二〇一七年の東京に転生する
第一章 太宰、モテる
第二章 太宰、心中する
第三章 太宰、自殺する
第四章 太宰、家庭の幸福を語る
第五章 太宰、カプセルホテルを満喫する
第六章 太宰、自分の本を見つける
第七章 太宰、ライトノベルを読む
第八章 太宰、メイドカフェで踊る
第九章 太宰、芥川賞のパーティでつまみ出される
第十章 太宰、インターネットと出会う
第十一章 太宰、芥川賞を欲する
第十二章 太宰、才能を爆発させる
第十三章 太宰、講談社に行く
終 章 太宰、生きる

【著者紹介】
佐藤友哉 : 1980年生まれ。2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(講談社ノベルス)で第21回メフィスト賞を受賞しデビューする。2007年『1000の小説とバックベアード』(新潮社)で三島由紀夫賞を最年少で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • あも

    恥の多い生涯、アゲイン!玉川上水で心中した筈が、現代に。そして最初の自発的行動がそれか…。太宰、お前ってやつは…。ドルガバを身に纏い、ラノベにハマれど、太宰は太宰。臆病な自尊心と尊大なる羞恥心が常にせめぎ合い、コメヂアンたらんとしては、含羞が身を苛む面倒臭い男。お前ってやつは…と幾度、呟いたことでしょう。それ程にこの小説の彼は彼にしか見えないのです。不思議な程に馴染む太宰とブログに、太宰とメイド喫茶に、こみ上げる笑いを堪えることなど笑。お道化の裏のハニカミと生真面目。まだ陽は沈んでいないぞ。走れ、太宰…!

  • アナーキー靴下

    お気に入りの方のおかげで出会えてめっちゃサンクスな本! ラノベみたいなはじけた表紙の割に、中身は真面目に太宰治風。2017年東京に太宰治が、っていうIfものなだけで面白いのに、異世界転生を太宰治に真面目に語らせるとか最高。でもどちらかといえば、私がイメージする太宰治よりはきれいでクレバーな太宰治って印象を受けた。「走れメロス」って、現世に満足していない人間が、自分は本当は光輝く宝石なんだ、絶体絶命の時にこそ魂の清らかさを証明してやるんだ、って思うような人間臭い現実逃避、まさに異世界転生願望だと思うから。

  • ダミアン4号

    太宰治が現代日本へ転生したら?そんな設定の物語。軽いノリの本かなぁと思ったんですが…とっても“太宰愛”に溢れた作品でした(笑)転生して直ぐに“心中未遂”をするとか、心中相手の女性にお金を援助してもらうとかちょっと無理な展開はあるけれど…太宰治の視点で語られる作家仲間との様子に…ほほ〜ぉなるほど…とても勉強になりました(笑)読みながら直ぐに感じた事は「太宰治って…意外と“ロックな野郎”なんだなぁ」(笑)作家仲間と酒を酌み交わしながら文壇の重鎮をこき下ろし、自分の描きたい文学について熱く熱く語る姿なんて(笑)

  • buchipanda3

    かの玉川上水に身を投げたはずの太宰治が西暦2017年の東京に出没。どうやら転生したらしいというぶっ飛んだ設定で表紙からして怪しげだが、中身もしっかと弾けていた。ぷぐぐぐぐ、もう笑いっぱなし。転生してすみません、の一言ですっと懐に入ってこられるような親しみ感いっぱいだった。浦島状態でオロオロするも、自分のお道化と美貌が通用することにニヤリの彼は早速入水。その後もメイドカフェとか現代風俗を満喫する彼の様子が楽しくて。自身を演出してきた太宰が新人小説家を演出という展開も面白い。著者の太宰愛が詰まっていたのでは。

  • 青蓮

    Twitterのフォロワーさんより。タイトル通り、文豪・太宰治が現代に転生!とても楽しく読みました。カプセルホテルを満喫したり、メイドカフェに行ったり、芥川賞のパーティーに乗り込んだりと現代の日本社会に驚きつつも、自身が書き綴った作品や、持っていた信条信念を打ちあげる姿は読んでいて爽快でした(特に芥川賞のパーティーと講談社でのシーン)。著者の太宰治愛がとても伝わってくる作品でした。文章もよく特徴を掴んでいてまるで太宰本人が書いてるようで凄いなと思いました。太宰ファンとして嬉しく思いました。面白かったです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items