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ISBN 10 : 4480017801
Content Description
1923年の関東大地震。その直後から自警団による、朝鮮人、中国人らに対する襲撃事件が多発し、日本人を含む多くの犠牲者をだしたが、その実態はいまだ明らかではない。誰が誰をなぜ殺したのか?検察が立件、起訴した600人以上の被告、約90人の日本人被害者のプロフィールを分析するなどして、民衆犯罪の全貌に迫る。事件から100年、地域に根差した庶民が起こした史上最大最悪の惨事=ヘイトクライムを捉えなおす。
目次 : 第1部 関東大震災下の国家と民衆(軍・官・民一体のエスノサイド/ 自警団、その組織と活動実践/ エスノサイドの背景)/ 第2部 刑事事件化した民衆犯罪の動向(朝鮮人襲撃事件にみる自警団の情動/ 日本人襲撃事件の実態と被害者像/ 自警団員裁判の実態と加害者像の再検証)/ 第3部 沖縄出身者と自警団(沖縄出身者襲撃伝承とその特徴/ 関東大震災、ふたつの体験記/ 沖縄出身製紙労働者の震災経験/ 沖縄における伝承の形成と定着)
【著者紹介】
佐藤冬樹 : 1959年、大宮下町生まれ。株式会社社会構想研究所代表取締役。中央大学法学部法律学科卒業後、シンクタンク勤務等を経て、1994年、労働調査を担う同社を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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