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ブラック精神医療(仮)

佐藤光展

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065141724
ISBN 10 : 4065141729
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Content Description

「育て直し」と称し子供を縛り付ける病院。軽い気持ちの通院が薬漬けで廃人同然。前近代的な「治療」が横行する精神医療の現場に迫る

【著者紹介】
佐藤光展 : 医療ジャーナリスト。探査ジャーナリズムNGO「ワセダクロニクル」シニアリポーター。神戸新聞社会部で阪神淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件などを取材。2000年に読売新聞東京本社に移り、2003年から15年間医療部に在籍。菊池寛賞や日本新聞協会賞などを受賞した看板連載「医療ルネサンス」の執筆や、数々のスクープで「医療の読売」を支えた。2018年1月、早期退職してフリーに。PADIダイブマスター、潜水士、一級小型船舶操縦士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いっせい

    精神科の病院で働いている身としては、この本に書かれている幾つかの事件は、決して一部の病院での事例として看過する事はできない。過剰な精神薬投与と身体拘束によって、人間の尊厳どころか命までも奪われてしまった患者の方々。哀しきかな、「患者様の安全を守る為」という名目で身体拘束が私の病院でも行われているのが現状だ。患者様の心の声に寄り添うという精神科看護の原点を改めて気づかせてくれる示唆も多くあった良書であった。

  • 遊々亭おさる

    国民の30人に1人が何らかの精神疾患で治療を受けている時代に行われている前近代的な治療という名の精神医療の暴走を告発した一冊。安易で過剰な投薬や人権を無視した虐待、患者と向き合わない医者などが病状が悪化する患者を量産し、ときに死に至る悲劇をも生み出しているという。改革への道程にはまがりなりにも健康に暮らせている我々の意識の変革も必要だと本書は説く。精神疾患者は人権を迫害されてもしょうがないという気持ちがどこかにないか?人を癒すことが出来るのは薬の量ではなく人との繋がりしかない。良き医療は市井の人々が作る。

  • ネギっ子gen

    読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」で健筆を振るっていた著者が、過剰な事なかれ主義に嫌気を覚え、書きたいことを書くために、大新聞の看板を捨てフリーになった直後の2018年に出版した、日本の精神医療を告発する書。<適切な精神医療を拡大させるために必要なのは、社会の関心と厳しい目です。病気を治すどころか悪化させるおかしな診療に対しては、社会全体できっぱりと、ノーを突き付けて暴走を防がねばなりません。「少なからず治癒する」人たちを守るのか、それとも「破れた履物」のように切り捨て続けるのか>、日本の民度を問う。⇒

  • templecity

    現在のこの時代になっても人を束縛して自由を奪うという実態が精神科医療に存在する。本人や家族の意向も知事の命令という名目で精神科医の強い権限がある。また拘束中に投薬が原因で事故が起き、本人が通報できずに死亡に至事故も発生している。患者の暴力的行動を抑えるため投薬もされているが、時として人間性を奪ってしまう実態もある。昔のロボトミー手術のようなものである。表に出てこないだけあって怖い世界である。

  • みのにゃー

    自分や家族が精神科にかかることがあった為、読んでみた。最近よく聞く言葉「家族ガチャ」。こちらは「医者ガチャ」。いい医者に出会えるかどうかは運だと思う。ましてや精神科は診断が合っているか判断が難しい。薬は正しく使えばよく効く。処方があっていても、過剰すぎれば毒になる。そしてこの問題は、精神科が自分に関係ないと思っている人がたくさんいるからかと思う。

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