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文化の社会学

佐藤健二(社会学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641122420
ISBN 10 : 4641122423
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「文化」に対する社会学の「読み」は何か。「文化の社会学」の問題関心とアプローチのしかたを整理するとともに、具体的な事例の切り口から文化を論ずる。文化をまなざす方法の共有をめざす新しいテキスト。

【著者紹介】
佐藤健二 : 現職、東京大学大学院人文社会系研究科教授

吉見俊哉 : 現職、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 古戸圭一朗

    「文化社会学」は、他の領域社会学、たとえば都市社会学や家族社会学などと比べて、対象が曖昧である。それは「文化」という言葉の曖昧模糊さから来ている。本書はそのような曖昧さを自覚しつつ、政治や経済とは違う「文化」というカテゴリー自体を問い直すことから始め、「文化」を社会学的に捉えるための指針を提示しているように思う。どれも本格的な論考だが、各論では、特に第3章「住居」と、第9章「風景」が面白く刺激に満ちていた。第1章と第2章の総論部分は少々難解だが、文化社会学をやるためには、目を通しておく必要性はあるだろう。

  • 鯨船

    文化社会学についてファッションや音楽、テレビCMやネット文化などから概説を書いてある。入門書としては良いもの。個人的にはあまりサブカルチャーのようなものには興味がないようで、最初の文化とはの概論と住居の項目が面白かった。

  • 🔥

    2章まで「文化」自体を規定することに割かれている。浅学の私には理解することが難しい文体だった。以降は興味のある分野をパラパラ読んだだけ。ファッションの分野は身近でわかりやすかった。10年以上前の本なので途中からなんだかモチベーションを感じなくなってしまった(T_T)

  • れどれ

    社会学の領域から取りこぼされてきた分野を掬おうとする試みの数々。なにぶん10年以上前の本だから真新しさはないが、真新しさを求めなければ、小走りするような軽妙な記述を楽しめる。文化、というあまりに使い勝手のいい術語を慎重に取り扱おうとする冒頭の総論からして読み応えある。個別の章立てでは"住居"が面白かった。社会と自然との間で生じる緊張を調停する場としての住居を、水の制御という観点から紐解いて、「さまよえる洗濯機」という語りに展開する手並みにはおそれいった。

  • Tatsuo Mizouchi

    ☆☆☆ 「文化とは、ある場所(ネット空間含む)をベースとして特定の活動の積み重ねがあるメディアとして表象されたもの」と定義できるかな?

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