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少年と悪魔

佐藤まどか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065409664
ISBN 10 : 4065409667
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

うつのみや賞&日本児童文学者協会受賞作家が挑んだ意欲作!

悪魔のような父親から虐待を受ける居所不明中学生の一輝(いっき)が、
父の洗脳から抜け出し、自分の人生を歩みだすまでの「目覚め」の物語。

愛すべき、憎むべき相手の要さんというたった1人の家族、親をどう乗り越えるのか? 
一輝が最後に選択したものとは?

【著者紹介】
佐藤まどか : 『水色の足ひれ』(第22回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞・BL出版)で作家デビュー。主な著書に『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(第28回うつのみやこども賞受賞、講談社)、『一〇五度』(第64回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書)『アドリブ』(第60回日本児童文学者協会賞受賞)(以上、あすなろ書房)など。イタリア在住。日本児童文学者協会会員。季節風同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まる子

    小5から学校に行かず、母親に捨てられたと思いながらも中1の一輝は母親の元パートナーと生活する。この元パートナーがクズ!!一輝にスリをさせ生活するわ、終いにはあたり屋をさせようとする。中1だってそれがよくない事ぐらいわかる。このままでいいのか?!と思った所で母親からの手紙、捨てられたわけではなかったと知る。一輝は元パートナーも含め犯罪という名の悪魔から離れられるのか⁉️「消えた子どもたち」3部作の1作目。2、3作目は2026年に発売予定。

  • なななお

    あまりにも悲惨な内容に、「どうか少年を救ってくれ…」と願いながら、イッキ読み。 「居所不明児童」と言う言葉に出会ったのも初めて。しかし、事実としてこのような児童がいる。不幸にしてその様な環境に陥った子どもは、全ての感覚を鈍くして、全ての幸せな光景は、見ない様にする。見なければ、ないのと同じだから。その子どもも同じ。居るのに居ない。住民票も住所もない。酷い親なのに、僅かな優しさに愛情を見いだして離れられずに居る。こんな現実を知らなかった私に、知る機会をくれた良書に感謝。

  • 雪丸 風人

    この物語は「希望」そのものではないでしょうか?袋小路にはまる子どもたちに届き、救いへの道を切り開いてくれる可能性があるからです。主人公は逃亡者の父に引き連れられ、 学校にも通えない少年。非道な男の元で過酷な日々に直面する彼が、幸ある出会いと”重大事件”をきっかけに呪縛からのがれる突破口に手を伸ばします。親をぶん殴りたくなった!と書いてしまえるほど徹底的に心が波立つストーリーでした。ラストにかけてのワンシーンでは、気付けばどんなスポーツよりも少年の疾走を応援していましたよ。(対象年齢は11歳以上かな?)

  • くま美

    「消えた子どもたち」3部作の第1弾。母に捨てられた一輝。一応父親の要と放浪しながら生活をしている。住民票がなく「居所不明児童」のため学校へ通えない。そして、生活力のない要は、悪魔のささやきで一輝をコントロールしている。あまりにも辛い内容で読むのが苦しい。ラスト、一輝が逃げることで要からの呪縛を解き救われる。第2弾、第3弾も内容が想像できて苦しい本なんだろうな。。。でも、大人はこういう事実があることを知らなきゃいけないのだろうな。。。

  • いなこ

    一輝は母に置いていかれ、父という要と借金取りから逃げ住所不定で学校にも通えず共にしている。そんな一輝に要は不法なことを強いて…。親と子、この状況ではただ唯一の身内であり、生きていくためには側にいるしかない。巧みに言葉で追いつめられていく一輝。フィクションであることが望ましいが、もしも、近いことがあるならば、この手の本をその環境にいる子が読み、気づくことを願いたい。できれば伝えたいし、伝える人もいて欲しい。

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