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スネークダンス

佐藤まどか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092893160
ISBN 10 : 4092893167
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

芸術の都ローマで生まれ育ったアンリは、古い町並みをスケッチするのが好きだった。住みなれた土地を離れて引っ越してきた東京でも、スケッチしながら歩いていると、忍者のような姿の人が、スプレー缶を持ちダイナミックに落書きしている。なんだこれ?!すごいな。町をスケッチする少年と路上グラフィティする少女が化学変化した!

【著者紹介】
佐藤まどか : 東京都出身。1987年よりイタリア在住。第22回ニッサン童話と絵本のグランプリで童話大賞を受賞した『水色の足ひれ』(BL出版)でデビュー。『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(講談社)で第28回うつのみやこども賞、『一〇五度』で第64回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書、児童福祉文化財特別推薦作、『アドリブ』で第60回日本児童文学者協会賞と第6回児童ペン賞小説賞をダブル受賞(以上あすなろ書房)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • マツユキ

    生まれ育ったローマを離れ、両親の故郷である日本で暮らし始めた圭人は、落書き犯と遭遇し…。ローマの建築物、芸術に、うっとり。それに比べて日本は…なんですが、日本にも歴史ある建物があるし、技術も凄い。その点も面白かったし、少年たちがぶつかりながらも、意気投合し、前へ進んでいくのが、爽やか。外国人差別、犯行と抗議、アーティストは職業か?と、興味深く読みました。タイトル、そういう意味だったのね。

  • ふう

    夢を追わず、ふつうに暮らしていきたいと思っていた主人公が、破天荒な同級生と出会うことで心をゆさぶられていく展開に、引き込まれて最後まで駆け抜けるように読みました。建築や美術に興味のある子におすすめなのはもちろん、今までなじみがなくても興味を持つきっかけになりそうです。

  • 雪丸 風人

    ローマで生まれ育った日本人少年が主人公。父の急死で東京の下町で暮らすことになった彼が、取り壊される建物にプロ顔負けの落書きをしてまわる少女と出会い、その才能に惹かれていきます。はじめは危ないやつに関わりたくないと思っていた少年の変わりようが面白いですね。自分を見失いかけていた彼が,将来の夢を見つけ出し、前向きになれるところも良かった!芸術や建築技術、それに海外生活のウラ・オモテなどのためになる小ネタが多い作品でもありました。表紙とタイトルで完全にダンス本と誤解してましたよ。(対象年齢は12歳半以上かな?)

  • joyjoy

    「ゆれないのではなく、むしろ積極的にゆれる。/ゆらゆらとゆれつつ、ゆれを少しずつ吸収し、バランスをとって倒れない。」 「和とは『調和』のこと。…和を構成するそれぞれの要素は、独立して、たがいにいい具合の距離感を保ち、刺激し合いながら共存していく…。/この、つかずはなれずの間合いの『離』を保つことが、『和』の前提…。」こういう、いろんなことに応用できそうな言葉に出会うと、とてもワクワクする。 圭人の祖父母、歩の祖母が、地味にいい役割を果たしていて、親とはまたちがう、祖父母の存在ってありがたいな、と感じた。

  • みそさざえ

    ローマを中心にイタリアの有名な建物が次々に登場して、ついチェックしながら読んでしまった。日本もイタリアも地震の国なのになぜ日本は古い建物を大切にできないのかは、よく感じること。イタリア在住のこの著者の視点はとても共感できてヤングアダルト向けの本だがつい手に取ってしまう

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