Books

だれも知らない小さな国

佐藤さとる

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062767989
ISBN 10 : 4062767988
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

びっくりするほど綺麗なつばきが咲き、美しい泉が湧き出る「ぼくの小山」。ここは、コロボックルと呼ばれる小人の伝説がある山だった。ある日小川を流れる靴の中で、小指ほどしかない小さな人たちがぼくに向かって手を振った。うわあ、この山を守らなきゃ!日本初・本格的ファンタジーの傑作。

【著者紹介】
佐藤さとる : 1928年、神奈川県生まれ。『だれも知らない小さな国』で毎日出版文化賞・国際アンデルセン賞国内賞などを、『おばあさんのひこうき』で児童福祉文化賞・野間児童文芸賞を受賞。日本ファンタジー作家の第一人者で作品も多い

村上勉 : 1943年、兵庫県生まれ。’67年、『おばあさんのひこうき』などで第16回小学館絵画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
子供のころ、シリーズ第一作『だれも知らな...

投稿日:2012/02/08 (水)

子供のころ、シリーズ第一作『だれも知らない小さな国』を読んで、この小さなコロボックルたちの世界に魅了され、今も大切に本棚にしまっています。たぶん10回以上は読んだのではないかと思います。いたずら好きの小人たちが遊びに来てくれないかな〜なんて、一人でいるときなんかにソワソワした思い出をもつ日本人の数は計り知れないかもしれません。また村上勉さんが描くコロボックル(今回の文庫化でも描き下ろされています)は、一度は見たことがあるのではないでしょうか。今回、文庫版として6冊が復刊!書店で見つけた時は、懐かしさと「もう一度コロボックルに出会えるんだ」という大変乙女チックなキモチになりました(笑)生粋のファンタジーですが、よいファンタジーは子供でも大人でも楽しめるんです。もちろん子どもが読める簡易な表現で分かりやすい物語。だけど、大人もどっぷり世界に嵌って、ワクワクできます。安っぽいファンタジーと大きく異なるのは、大人でも安心して世界に嵌れるという点。それを支えているのは佐藤さとるさんのきちんとした描写だと思います。小人さんたちが、人間の様な工場を建ててリトルサイズの新聞を作ったり、鳥のように長く飛びたいと空とぶ機械を作ったりするんですが、著者がこういった機械の詳細をきちんと計算して書かれているんですね。だからファンタジーなんだけど、不自然さが全く無い。読み終わったらアラ不思議、幼稚園児からじいちゃんまで、「コロボックルは本当に居るんじゃないか」という気になってますから。もう初版からかなりの年月が経ちますが、復刊ということで、いかに多くの人を魅了し、心に残っている作品かが分かります 今の時代の子どもにも読んでほしいです。きっと変わらず魅了されるものがあると思います。もしかしたら、お父ちゃんお母ちゃんの方も夢中になっちゃうんじゃないかな。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 子どもの頃にこの本と出会い、空き地の片隅の草むらや野原、森林公園などに行くたび、コロボックルに会えそうな気がして真剣に探し回ったりした。秘密基地を作ったり、植物に興味を持ったのもこの本がきっかけ。なので自分にとっても、確実に不朽の名作なのだ。大人になってから読むとまた視点が変わっていたり、感動する部分が違っていることに気づかされて味わい深く、胸がいっぱいになる。いろいろなきっかけを与えてくれたこの1冊にあらためて感謝したい。

  • kimi

    小さい頃に夢中になって読んだ、こびとが出てくる本は誰が書いたなんという本だろう?もう一度読みたいな。と思っていたら最近、佐藤さとるさん著の本だったとわかり、本と再会できて嬉しかったです!

  • たるき( ´ ▽ ` )ノ

    ずーっと気になっていて、ついに手に入れた!とても素敵なお話だったヾ(*´∀`*)ノコロボックルとの最初の出逢いは、主人公が子供の頃だったけど、関係を深めていくのは大人になってから。それがすごく良かった!!続きも読みたいな♪

  • 七色一味

    読破。何度読んでも、心に染み込むいい話。私が特に好きなのが、戦争が終わって抜けるような青空を背景に、せいたかさんの心のなかにポッカリと浮かび上がった緑深い小山の姿。心が打ち震えるというか、心を熱いもので満たされると言うか…。この場面が読みたくて、もう何度も読み返したし、きっとまた、この場面が読みたくてもう一度手に取るんだろうな。

  • ヘビメタおやじ

    大学生のときから気になっていつつ、読まなかった本です。メルヘン、メルヘンした童話だと勝手に思い込んでいました。佐藤さんの訃報に触れて読んだところ、自分の愚かさを呪いたくなりました。こんなにしっかりしたファンタジーだとは。それが自分が生まれる1年前に書かれていたとは。絶句しました。読後目の端を走る黒い影を探している自分がいました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items