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世界史から読み解く「コロナ後」の現代 ディスカヴァー携書

佐藤けんいち

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799327005
ISBN 10 : 4799327003
Format
Books
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「今を生きるヒント」は400年前にあった。グローバリゼーションが強制終了した「中世から近世の移行期」を振り返り、激動の「新・鎖国時代」の乗り越え方を学ぶ。

目次 : 第1章 新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)で「第3次グローバリゼーション」が終わった/ 第2章 「第1次グローバリゼーション」がもたらした地球規模の大動乱(16世紀)(「第1次グローバリゼーション」は地球規模の大変動をもたらした/ 東アジアはグローバル経済の中心だった!―中国の巨大な引き寄せ力/ 贅沢品のシルク(絹)を求めて世界中のシルバー(銀)が「巨大なブラックホール」中国に吸い込まれた/ スペインの対外拡張主義と未遂に終わった「中国征服計画」/ 16世紀最大の戦争「朝鮮の役」は「海洋勢力・日本」と「大陸勢力・中国」の激突/ 軍事テクノロジーとしての「大砲と帆船」の組み合わせが西欧の優位性を生み出した)/ 第3章 「第1次グローバリゼーション」の終息(17世紀)(17世紀の「異常気象」がグローバリゼーションに強制終了をかけた/ ヒトの移動に制限はかけられたがモノ・カネ・情報は動き回っていた「鎖国」の実態/ 世界初の「ヘゲモニー国家」となったオランダの盛衰―略奪から貿易へ/ 「西欧近代」の原動力となった「カルヴァン主義」と「新ストア主義」/ 「主権国家」成立の時代―ウェストファリア体制確立の西欧 実質的に主権国家となっていた日本/ 「国民国家」はイングランドで生まれた―「反カトリック」政策で国民意識形成の日英/ 「棲み分け」が固定化した17世紀後半から18世紀にかけての東アジア)/ 終章 ビジネスパーソンはグローバリゼーションが終わった「17世紀の世界史」から何を学ぶべきか

【著者紹介】
佐藤けんいち : ケン・マネジメント代表。1962年京都府生まれ。一橋大学社会学部で歴史学を専攻、卒業後は銀行系と広告代理店系のコンサルティングファーム勤務を経て、中小機械メーカーで取締役経営企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた。2009年に独立して現在にいたる。1992年に米国ニューヨーク州のレンセラー工科大学(RPI)で経営学修士号(MBA)を取得。学校法人玉川学園で教育研究活動有識者会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おおたん

    タイトル通り、過去の歴史からコロナ後を読み解くキッカケを知ることができる本です。過去の歴史から主に第一次から第三次グローバリゼーションに分けて、歴史を紐解き、今に生かす内容です。◆グローバリゼーションがもたらした「カオス」は必ず終息し、新たな「秩序」の形成に動き出す◆科学が「why」を探究するのに対して、工学は「how」を考える◆鎖国はヒトの移動は制限されたが、モノ・カネ・情報は動き、危機を乗り越えた◆混乱は40年かかる◆ローカルを重視し、ローカル同士を繋ぐ◆情報に敏感になれ。危機意識と先取精神が必要

  • ta_chanko

    第一次グローバリゼーション(大航海時代)はポルトガル・スペインが主導し、日本銀・メキシコ銀を使ってアジアで交易。しかし気候の寒冷化により「17世紀の危機」に突入。グローバリゼーションも強制終了。アジアは「鎖国」、ヨーロッパでは重商主義=管理貿易の時代に。その後、19世紀にはイギリスの覇権のもとで第二次グローバリゼーションが展開されたが、第一次世界大戦とスペイン風邪パンデミックにより強制終了。そして冷戦後に第三次グローバリゼーションが広がったが、リーマン・ショックと新型コロナ・パンデミックにより強制終了。

  • Go Extreme

    新型コロナウイルス感染症で第3次グローバリゼーション終了 第1次グローバリゼーション・地球規模の大動乱・16世紀:東アジア=グローバル経済の中心 スペインの対外拡張主義 軍事テクノロジーとしての大砲と帆船→西欧の優位性 収束・17世紀:異常気象 鎖国の実態 世界初のヘゲモニー国家・オランダの盛衰ー掠奪→貿易 西洋近代の原動力・カルヴァン主義と新ストア主義 主権国家成立の時代・ウェストファリア体制確立の西欧 棲み分けが固定化・17世紀後半から18世紀にかけての東アジア 17世紀の世界史から何を学ぶべきか

  • Kazuo Ebihara

    著者は新型コロナのパンデミックにより 21世紀のグローバル化の流れは一旦終わると言う。 16、17世紀のスペイン、オランダ、イギリスを 中心とした世界覇権争いの発端から終焉までを解説。 時空を自在に旅する佐藤さんの 世界史講義は実に面白い。

  • とっぴぃ

    これまでの近現代史を振り返ると、コロナによるパンデミックは第三次グローバリゼーションの終焉を示しており、鎖国に近い状態にあること。時代は大きく振り子のように揺れ動いて似た動きを繰り返すことを新書の文量で端的に示してくれている本。近現代政治史の振り返りにも使えます。鎖国時代も情報、モノは流通していたという点がポイントで、うまく文化を残しつつ経済循環できると良いのかなぁと思いました。動乱時に起きる政変の行方が心配です。

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